ネタバレ

リゼロ3期(アニメ)全ネタバレ最終回結末!5章水門都市プリステラ編を原作小説で解説!

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大人気小説・そしてアニメの『Re:ゼロから始める異世界生活』ことリゼロの2nd season(2期)が始まりました。

4章では聖域の解放を成し遂げ、大兎を退けて、ロズワールの暗躍をも防いだスバル達!5章ではアナスタシアに招待され水門都市プリステラに行くことになったスバル達でしたが、大罪司教の襲撃が・・・!

ということで今回は「リゼロ3期アニメ」をやるとしたら放送されると思われる5章「歴史を刻む星々」の水門都市プリステラ編である原作小説16〜20巻までの内容を簡易的にネタバレしていこうと思います!

さらにリゼロ2期アニメを全話無料視聴する方法もご紹介します!

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リゼロ本編ネタバレ
9〜15巻(4章聖域編) 16〜20巻(5章水門都市プリステラ編)
21巻(6章プレアデス監視塔編) 22巻(6章プレアデス監視塔編)
リゼロ外伝小説ネタバレ
氷結の絆 剣鬼戦歌
紅蓮の残影 魔女のアフターティーパーティ

目次

リゼロ3期アニメの放送日と原作何巻?

リゼロ3期アニメですが、現在まだ放送は決まっていません。2期アニメは2020年7月に前半クール、2021年1月に後半クールが放送されます。

アニメ3期はその後決定するかと思われます。ただ、必ず売れるくらい先の展開も面白いので、アニメ化はされると思っています。

そして放送日についてですが、1期から2期まで4年もかかりましたが、次放送するならもっと早い放送になるのではと思います。

ですので2022年中などありえるかもしれません。

原作については、恐らく5章をそのままやると思うので、16巻〜20巻です。




リゼロ5章のあらすじと4章振り返り

白鯨やペテルギウスを討伐したスバルは、エミリアと仲直りをし満を持してロズワール邸へ戻ります。しかしレムの存在は忘れ去られ眠り姫の状態になり誰も覚えていませんでした。

さらにアーラム村の住民が戻っていないということで、「聖域」と呼ばれる場所に避難したはずのロズワールやラム、そしてアーラム村の住民の元へ行くことに。

そこでは大罪の魔女達との出会い、試練の突破、ロズワールの暗躍、エミリアの過去、聖域の結界の解放、ベアトリスとの契約、三大魔獣・大兎の討伐などを乗り越えて、スバルは正式にエミリアの騎士となりました。

そんな中、レムが目覚めないまま1年が過ぎると、アナスタシアから水門都市プリステラへ招待されます。そこでパックの依り代になりえる魔晶石を所有している人がいるとのことで水門都市プリステラへ向かうことに。

そんな水門都市プリステラで、複数の大罪司教との大きな戦いが始まります・・・

ということでここからネタバレしていきますが、簡易的にまとめたものになりますので、端折っている所が多々あります。その点ご理解お願いします!

リゼロ16巻ネタバレ

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アナスタシアに招待され水門都市プリステラへ

聖域の結界が解放されてから1年が経過していました。焼けたロズワール邸は新ロズワール邸で暮らしており、契約したベアトリスはスバルにべったりとなり仲良くなっていました。スバルはメイザース家に昔から仕えているというクリンドという執事に鍛錬を受けて成長していました。

そんな中、アナスタシア陣営のミミとユリウスの弟のヨシュアが訪れます。そこでパックの依り代となりえる高純度の魔晶石を持つという商人が水門都市プリステラにいるということでアナスタシアに招待されます。

そしてスバル、エミリア、ベアトリス、オットー、ガーフィールの5人で向かうことに。オットーは行商人ですが、あれからエミリア陣営の内政官としても行動しているようです。そして12日後に水門都市プリステラに到着します。

プリステラは湖の上にある都市で地竜の代わりに水竜がおり、1番街〜4番街まで街が区画で分かれているようです。そして会う約束の水の羽衣亭に向かうとそこは木造建築の旅館のような造りでした。日本にあるようなワフー建築との出会いでした。

そしてアナスタシアが出迎えてくれます。するとミミがガーフィールを見つけると連れて行ってしまいました。そしてこのワフー建築様式はカララギ式というそうで、カララギを建国したという「荒れ地のホーシン」が広めたそう。これを聞いてスバルはホーシンも異世界召喚された人間だと感じます。

ホーシンは400年前、アルが20年前、スバルが1年前に召喚されていたということになります。そしてアナスタシアとユリウスが揃います。そしてアナスタシアによると、王戦が始まって1年だからお互いの近況報告の機会を作ってもええんちゃうなかと思ったとのこと。

そして魔晶石を持っているのはこの都市の大商会の跡取り息子で歌姫狂いだそう。

歌姫と歌姫狂い

それから竜船に乗って魔晶石を持つ人の所へ行こうとしますが、船酔いして吐いたスバルはベアトリスと共に降りて他の人を先に行かせます。具合がよくなってきたスバルは歩いて向かいますが、その途中の噴水で歌っていた吟遊詩人の少女・リリアナがいました。

以前屋敷にきたというリリアナと再会したスバルはハイタッチをします。そして聞くところによればなんとこの街にいるという歌姫はリリアナでした。そしてその歌姫狂いというのがキリタカだと言います。

このキリタカも以前ロズワール邸にきたことがある人物でスバル達は面識がありました。キリタカ・ミューズはこの街を牛耳るミューズ商会の若商会主とのこと。

そしてスバルはリリアナに噂はお聞きしてますと言われ「幼女使い」ナツキ・スバルと言われます。この1年間でベアトリスを連れて歩いたことでスバルはそう呼ばれるようになったそう。

それからリリアナが商会まで案内してくれることに。そして魔晶石の話をし商会の商談中の部屋の前までくるとタイミングを見図らずにリリアナがいきなりたのもーう!と入ってしまいます。

リリアナがキリタカにエミリア達がいるのにのけものにされたと憤慨し、それを静止しようとスバルがリリアナにふれると、キリタカが僕のリリアナに触るな!と怒り、その場で青い魔石を投げられ応接間が吹き飛びます。

そして初日の交渉は決裂しました。キリタカの護衛のダイナスがキリタカについて謝罪します。




王戦各陣営の再会

水の羽衣亭に戻るとヨシュアが誰かを中に入れまいと争っていました。それは王都でスバルが最初に絡まれたトンチンカンのチンであるラチンスでした。すると後ろからラインハルトが来ました。するとラインハルトから今ラチンスはフェルトの元で従者として働いてると言います。さらにトンチンカン3人とも従者だとか。

そしてアナスタシアに招待されたということでした。そしてアナスタシアには今先客がいるとのことで茶室に案内されるとそこにはヴィルヘルムがいました。

それからエミリア陣営、アナスタシア陣営、代表不在のフェルト陣営、そしてそこにクルシュとフェリスも現れました。そしてアナスタシアは話の通じないプリシラ陣営には声はかけなかったとか。

エミリア陣営と同じように欲しいものがあったそうで、クルシュ陣営は大罪司教の暴食の情報だとか。そこにフェルトも登場します。それから一旦解散し風呂に入って夕食時にまた集まることとなります。

エミリアやベアトリスが浴衣になって出てきます。それから夕食に。すると日本の懐石料理のようなものが出てきて、スバルは久々の刺し身に感動します。

眠る前にスバルは少し歩こうとするとヴィルヘルムと出くわします。そして妻テレシアの話をしてもらいます。そしてスバルが気になっていたラインハルトとの微妙な関係を聞きます。するとヴィルヘルムもどうして自分の孫とこうして言葉を交わせずにいるのだろうと思っていると言います。

しかし悩んでいるヴィルヘルムにスバルは笑ってしまい、孫に嫌われるのを怖がってるおじいちゃんにしか見えませんと言います。そしてヴィルヘルムはスバルの話を聞いてラインハルトへ一歩踏み出そうと思います。




アストレア家の不和

翌朝になり、ご飯が出ますが、それは『ダイスキヤキ』として名前が伝わる、お好み焼きでした。そんな中ヴィルヘルムはうまく作れていないようでした。そんな中プリステラにミーティアでは放送が流れます。それはリリアナの声でした。

凄い間が悪いのか、リリアナは剣鬼恋歌とタイトルを付けた歌を歌います。そこで決心したのか、ヴィルヘルムはうまく焼けないのだが、とラインハルトに声をかけます。ラインハルトははい、お祖父様と返します。

・・・しかしそんな時部屋に何者かが入ってきて、そりゃないぜ親父殿、今更都合よすすぎるじゃねえかと言います。赤毛の40歳ほどのその男は酒を飲みながら入ってきます。スバルがお前誰なんだよと言うと、ルグニカ王国近衛騎士団副団長のハインケルだそう。

すると凄まじい形相でハインケル!とヴィルヘルムが呼びます。するとハインケルは、ラインハルトにお前が死なせた先代様の敵討ちをしていただいたんだからなと言います。ヴィルヘルムはやめろハインケル!と言います。

しかしハインケルは、先代を殺したと最初にラインハルトをなじったのは他でもないあんたなんだからなと言います。死んだ母さんは俺たちを呪ってる三代揃って俺たちは許されねえのさと言います。

この男はハインケル・アストレア、ラインハルトの父親でありヴィルヘルムの息子でした。そこでエミリアはなぜ王戦候補者とは関係のないあなたがここに来たのか聞きます。すると後ろからプリシラとアルが現れます。

そしてプリシラはハインケルをここに連れてきて、それは面白そうだと思ったからだと言います。スバルが激昂しますが、アルが静止します。

それからフェルトによると、アストレア家の家督はラインハルトではなく、ハインケルにあるそうで、ハインケルはラインハルトに譲るつもりはないとか。これはフェルトがアストレアの領地を中心に活動してきたので、その基盤が崩れかねる話でした。

そしてハインケルはフェルトを支持しないと言い、支持するのはプリシラだと言いますが、プリシラがなぜかうるさいと床に叩きつけます。赤い陽剣を取り出しハインケルを今にも殺しそうになっていたのをアルが止めます。その後プリシラとアル達は出ていきました。

その場の雰囲気は最悪になり、スバルはユリウスにハインケルが15年前に行方不明になった王族誘拐疑惑がハインケルにあったり、副団長として優遇している話をする。

さらに白鯨大征伐の時、剣を置いていたテレシアを参加するように推薦したのはハインケルだと言われているとか。ハインケルが参加を辞退する代わりにテレシアを推薦し参加することとなったとか。




劇場型悪意

その後、スバルはベアトリスとエミリアと噴水広場に行くとリリアナと1人で行動していたプリシラがいた。プリシラはリリアナの歌を称賛していた。そしてスバルは皆の飲み物を買ってくることに。

するとラチンスと出くわす。2人が歩いていると、刻限塔の上部に立ち尽くす人がいた。群衆はその人物に注目していたが、その人物は『魔女教大罪司教憤怒担当シリウス・ロマネコンティ』と名乗った。スバルはロマネコンティと聞いてペテルギウスを思い出す。

そんな中破裂音を炸裂させ、下の民衆の注意を惹かせる。確かめたい事があるという。そこでスバルがシリウスに4人女の子を待たせてるから解放してほしいという。シリウスが女の子を待たせてはいけないというと感情的になりかける。そして魔女教では穏健派として通っていると話す。想像以上に会話が成立した。

そしてシリウスが本題に入り、確かめたいことは愛についてだという。民衆はそんな事かと安堵するとシリウスが手を打つ。そして鎖に拘束された9歳のルスベル男の子をだす。するとルスベルの苦しそうな様子になぜか民衆は励まし始める。さらにルスベルの家族関係を話すとさらに拍手喝采、ラチンスも涙を流す。

そしてシリウスはルスベルを宙に投げる。拍手に包まれながらルスベルは落下し死亡。それを見届けると民衆が一斉に死亡した。

スバルは瞬きをした瞬間リリアナ達がいた噴水広場にいた。顔面蒼白でスバルは自分が自分でなくなる体験に気持ち悪さを感じた。そして死に戻りした時間がたった十数分前だった。




17巻ネタバレ

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憤怒の権能

スバルが落ち着き自分が死に戻りしたのが15分前だと気づき、これまでの死に戻りで一番近いリスタート地点に瞠目する。魔女教の狙いはエミリアだと思いスバルはベア子に任せ再度刻限塔広場へ向かう。

シリウスが現れるより早く行き、今度は刻限塔の中へ入った。クリンド仕込みの足音を消す歩き方で会談を登るとシリウスとルスベルがいた。新たにスバルの武器となった素材となった魔獣の鞭ギルティウィップを取り出す。そしてシリウスを絡め取り階下へ落とす。ルスベルを見ると自分で鎖を巻いていた。

しかしルスベルが嘔吐し倒れると同じようにスバルも嘔吐し倒れてしまう。そこにスバルがシリウスに宙吊りにされる。そしてシリウスがぐだぐだと戯言を並べるとスバルの意識が飛ぶ。また死に戻りをしていた。

死にゆくスバルにシリウスが語っていた。恐怖の感情が互いの間で高まる共振みたいなものかと思う。そして刻限塔広場での事も考え、怒りや感情を歓喜に書き換えられ、塔内のルスベルの恐怖をスバルの恐怖とすり替えられた。憤怒の権能は他人の感情を好き放題操れるって所だと思う。そこで攻略法を考えラインハルトを思いつく。

ラチンスの元へ走り今すぐラインハルトを呼べという。しかしラチンスに理解されず5分かかりゴーアを上空に打ち上げてもらいラインハルトに合図を送る。その時シリウスが刻限塔に現れる。シリウスが一言喋った瞬間耳をふさげもできなくなっていた。そこにラインハルトが現れる。合図から30秒で到着した。スバルは権能を洗脳だと話し、龍剣を抜けないラインハルトはシリウスを蹴りで上空へ飛ばす。

その間スバルはルスベルを助け外に出ると『殺せ!』と殺戮コールが鳴っていた。スバルもラインハルト、殺せ!と言うとラインハルトは手刀でシリウスを切断する。ラインハルトは振り返るとスバルも民衆も全員切断されたように死亡していた。




対抗策

スバルは死に戻りしていた。今回の死に方はシリウスの死に方と一緒だった。シリウスの権能は感情だけでなく、肉体の変調も共鳴共振させられると判明する。ラインハルト任せの戦いは誤った回答だった。

それからプリシラとリリアナとエミリアを置き、ベア子を連れてあるき出す。そこで情報の出所を伏せ魔女教が現れる事をいう。そして感情と感覚の共有の権能の話をする。ラインハルトの話をするとベア子はラインハルトの体質が原因でベア子は役に立たなくなるという。そこに存在するだけで周囲のマナはあれに従おうとするという。

そこでベア子は権能は意思疎通の魔法ネクトに似ておりシャマクが出番だという。影響下の人間をシャマクで囲みラインハルト抜きでシリウスを倒すという。スバルは途中歓喜したが、結論に押し黙った。そんな時エミリアが来た。プリシラに追いかけないと後悔するかもと言われたそう。

そしてエミリアに説明し、シリウスが出てきた所でウル・ヒューマを放つ。周りの民衆は既に正気ではなかった。ベア子にシャマクの準備はと聞くと、シクッたと言いネクトとは根本的に違う呪いに近い魂への干渉だからシャマクじゃ太刀打ちできないという。

するとシリウスが臭い臭い!と言いながら刻限塔から出てくる。『私からあの人を奪う半魔の悪臭。あの人じゃないのくせにあの人ににた汚らわしい臭い』だという。

炎を纏った鎖を持ったシリウスが地上へ落ちてくる。『クソ半魔にクソ精霊まとめて焼き焦がしてや燃えカスを夫の墓前に撒いてやる』という。スバルはこれまでとは違った激情するシリウスを見た。

エミリアはシリウスと戦うも押して倒せそうだった。しかし殺すことはできない。そして民衆は狂気に満ち、スバル達に襲いかかろうとしていた。逃げながらスバルはクリンド仕込みのパルクールで軽快に移動し刻限塔のルスベルの元へ。ルスベルの元へ辿り着くと、民衆の1人が追いかけて来ていた。そこでベア子は勝負せずシャマクを使う。




79番目の妻

一方エミリアはまだ戦っており、エミリアのマナ貯蔵量を生かした壊れること前提の氷の武器拘束錬成、スバルがアイスブランドアーツと名付けた戦闘技法で死闘を演じていた。

シリウスがエミリアに暴言を吐くとエミリアは『この目も声も髪も大好きな人が褒めてくれたもので世界で一番カッコイイ女の人とおんなじだから、それを変なふうにいって怒った』というと、シリウスは『怒る?冗談じゃないそれは私があの人からもらった大事なものだ。この役割も名前も全てあの人からの贈り物、それを私から奪おうなんてやめろ』という。

シリウスがエミリアの両親も罵倒するとエミリアは怒り氷剣を振りかざすも何もない空間から鎖を引きずり出し、ルスベルの幼馴染のティーナを出した。そしてシリウスは腕を振り下ろし爆風を起こしエミリアを吹っ飛ばす。

それを見ていたスバルはエミリアの元へ行こうとしていたものの、ティーナの感覚が伝染したのか恐怖で動けなくなった。エミリアになんとか駆け寄ると、エミリアを窮地から救い出した人物がいた。その白髪の青年は『魔女教大罪司教強欲担当レグルス・コルニアス、約束通り彼女をボクの79番目の妻にする』と言った。

スバルは驚愕した。そんな中シリウスがエミリアをレグルスごと業火で襲った。しかしレグルス、そして抱きかかえるエミリアにも全く焼け焦げた跡はなかった。

この子を焼き殺すつもりだったろというと、シリウスは『それは私のものだあの人からもらった宝物だ』という。レグルスはまだ死んだ馬鹿に拘ってるわけ?と言うとシリウスは激怒する。そのまま業火で攻撃するとレグルスの地面だけクレーターになっていた。




刻限塔広場の結末

そこでベア子がスバルを叱咤する。スバルはルスベルに1人で逃げられるか聞き、ティーナは任せろと言う。エミリアに気安く触るなと言うと、シャマクを使う。さらに『E・M・M』と詠唱する。スバルとベア子が編み出した3つのオリジナル魔法の一つ、不可視の魔法フィールドで体を覆い、世界から存在を半歩だけずらすことでスバルへの干渉を一切無効化する完全防御術式。

レグルスの顔面に拳を叩き込む。しかしレグルスの顔に赤みすら残らず常時E・M・M状態だった。そしてインビジブル・プロヴィデンスでレグルスの顎に見えざる拳で突き上げる。しかしスバルにも行使の代償で血を吐く。しかしエミリアを取り戻すまでに至らなかった。

レグルスはエミリアの名前を知らず、顔が可愛い愛なんてそれが全てだと言う。スバルとベア子が死ねという。そこにシリウスの火炎が舞う。そして『見つけた』という。するとスバルの事を愛しいペテルギウスだという。レグルスは『彼の手品を見て気持ち悪い妄想をしたんだろうけど』という。

そしてシリウスは用が済んだのなら去れというとレグルスが勝手にロマネコンティを名乗ってペテルギウスの権利の侵害だよねという。

すると、ペテルギウスとの思い出を語りだす。名前をくれた、食事の残りを啜っても許してくれた、吐いた息を吸っても許してくれたと言う。そして嫉妬の魔女への憎悪を吐く。魔女教の目的は嫉妬の魔女の復活ではなかったのかとスバルは思う。

そしてレグルスがもう時間だというと爪先に石畳を叩くとそのままスバルへ残骸が飛び右足が切断される。シリウスも今は福音書の指示を優先しなくてはと言い去る。広場は憤怒の権能でスバルと同じく負傷を共有された民衆が50人ほどいた。




魔女教災害対策本部

スバルが目を覚ますと運んでくれたアルとフェリスがおり病室にいた。ちぎれかけた足はベアトリスが繋ぎフェリスが治療したとか。横で眠るベアトリスは限界までマナを使った反動で仮死状態に近いそう。アルを連れてきたのはルスベルだったとか。

そしてそこに来たクルシュにスバルは大罪司教に襲撃された話をする。そしてクルシュから都市庁舎のミーティアを利用した放送が1時間前にあったという。それは大罪司教だったという、その名は『色欲の大罪司教カペラ・エメラダ・ルグニカ』。スバルの思っていた名前と違い驚く。そしてプリステラは魔女教の手に落ちたと告げたそう。

そしてアナスタシアとも合流しスバルは魔女教災害対策本部ってとこだと話す。今いる場所はミューズ商会だった。キリタカが都市で一番偉い十人会の1人だとか。ここには、スバル、クルシュ、フェリス、ヴィルヘルム、アルがおり他は不在だった。ただペテルギウスとの戦いの戦利品の対話鏡を使って連絡を取り合っているよう。

そして現状外の4つの制御塔には魔女教の旗が掲げられており制圧されているよう。そしてカペラの名前について聞くと50年以上前に存命だった実際にいた人物の名前で、若くして病死したとか。エメラダは美しく賢いが、性格は残忍で王家でも異端だと言われ死の事実も隠匿されていたとか。さすがに本人ってことはないという結論になる。

そしてカペラの脅迫放送では『魔女の遺骨』を要求していたとか。スバルは嫉妬の魔女を思い浮かべた。そして水門都市の成り立ちを調べるとここが大昔何かを捕まえる大きな罠だったこと。するとアルが『テュフォンが大水の中に沈められ』とつぶやく。その魔女の遺骨の在り処を知ってるのがキリタカがいる十人会だとか。




ゴージャス・タイガー

そしてユリウスとティビー、リカードから連絡が入った。ミミがヤバイという。三分の加護の影響でミミがどこかで怪我をしてそれが流れてきたそう。そんな時、放送が鳴った。カペラの声だった。

カペラは丁寧にお願いしてやったってーのに不届きな連中が都市庁舎に仕掛けてきたという。するとそこにガーフィールが瀕死で血塗れのミミを抱えて飛び込んできて、大将おれは役立たずの能無しだという。

時は1日前に戻り、ガーフはエルザの幻影を見ており、ラインハルトとの邂逅で勝手に敗北感を味わい、それを振り切るために外へ出た。しかしミミが着いてきて1人になれなかった。ミミがガーフに悩みがあるのか聞いていると、小舟が動き出し流される子供達がいた。ガーフは5人の子供達を抱え上げ助ける。子供の1人フレドに名前を聞かれるとゴージャス・タイガーと名乗る。

そして子供の1人を家に送るとフレドの姉ラフィールが出てきて何か勘違いされガーフに殴りかかる。するとそこに母親が現れる。するとガーフは硬直し『母さん?』と呼ぶ。家の中に入ると、その母親リアラ・トンプソンとリーシアティンゼルを別人だと思おうとした。死んだはずの母親で他人なのに懐かしい匂いがした。

回想でリーシアは不幸な女で亜人族の盗賊団に襲われそこでフレデリカを身ごもり、捨てられるとさらに別の盗賊団に襲われガーフを身ごもる。そんな時に拾ってくれて聖域に案内してくれたのがロズワールだったよう。

そこに父親が帰ってくるもガーフは外に出た。すると父親が追いかけてきて話す。奥さんは本当の名前か聞く。すると父親ギャレクは、リアラは崖崩れの15年前から記憶がなく商人として通りかかった時に出会ったという。

都市庁舎の2人の敵

そして衣服の名札の『リ』の字からリアラと名付けたとか。ギャレクはどんな関係か聞くもガーフは何も関係ないという。その後、別れミミと歩いているとリアラはガーフのお母さんなんでしょ?と言い匂いがちょっと似てたという。ミミが泣きたいかなと思ってとガーフの頭を撫でる。ガーフはそのまま泣く。

ガーフはミミの胸の中で寝てしまい朝になる。するとカペラの1度目の放送を聞く。そこにリアラが来て、今朝から2人の子供が遊びに出ており、さらにカペラが制圧したという都市庁舎でギャレクが働いているという。

スバル達を守る為にやって来たガーフは迷うが、子供と旦那は見つけ出してやると決断する。匂いを辿り姉弟は避難所だと判明、そしてギャレクはまだ都市庁舎にいるとわかった。敵の顔だけでも拝んでやると向かう。しかしミミが血の匂いを嗅ぎダメだという。

都市庁舎の広場には30人ほどの衛兵の血溜まりの惨劇が広がっていた。そこに2人の人影がいた。巨漢の男と細身の女性のようだった。ミミは2人では勝てないというもガーフは一発ぶん殴って離脱するという。

しかしガーフは地面に叩きつけられ、さらに獣化して攻撃するも巨漢の腕に受け止められていた。ガーフは女に斬られようとした時ミミが割り込む。巨漢を振り払いミミの元へ行き撤退しようとした時、女が追いかけてくる。ミミが三重の魔法障壁を展開し離脱を図ろうとした時、ミミの杖が落下する。獣化を解いたガーフがそのまま離脱するも腕の中のミミは動かなくなっていた。巨漢と女はその後追っては来なかった。

ガーフが治癒魔法をするも傷が全く塞がらなかった。そしてミューズ商会のスバル達がいる場所に辿り着く。フェリスが治癒魔法をかけるもフェリスでも傷が塞がらなかった。




対策会議

ヴィルヘルムがミミを抱え建物の地下の治療院へ運ぶ。そんな中カペラの放送は続いていた。そしてカペラの放送の音の中に無数の羽虫の音が混じっていた。そしてカペラは『カチコミかけてきやがったお馬鹿さんたちも碌な目にあってねーはずですが』という。

放送が終わり、ユリウス達がミューズ商会に戻る。ヘータローとティビーがミミに声をかけフェリスが魔法ではない傷を抑えるような手を施す。そして、傷が塞がらない様子にヴィルヘルムが『十中八九、死神の加護によるもの』だと言う。

スバルがヴィルヘルムの方の傷を聞くと上着を脱ぐ。すると血が滲んでいた。ヴィルヘルムは『再び傷が開いた、私にとっても他人事ではないよう』だと言う。

そして対策会議が続いていた。キリタカが加わり魔女の遺骨は実在しそれは、物理的に動かせずお区別な力が宿っており、都市の根幹を支えている。遺骨なしでは都市は保てなく、失えば水門を解放したと同じ状況になると。

そしてガーフに経緯を聞く。2人は自分より強いというと、リカードがどっちをぶった斬れば敵討ちできると言う。するとガーフは女の方だと話す。

大罪司教を3人まとめて倒す三段を考えていたが、アルが横槍を入れ『制御塔にはそれぞれが陣取ってる』と言う。するとスバルがレグルスとシリウスの仲間割れを思いつき大罪司教が仲良く連携するとは思えないと話す。

そこでやるなら今すぐだと行動をしようとした時、アルはプリシラを探すと言い戦力から抜ける。




都市庁舎奪還作戦

スバルは脚の痛みが酷くても動こうとすると見かねたフェリスが痛覚を取り払う魔法をかけてくれた。スバルは都市庁舎攻略メンバーに加わる。止めても無駄だぞというと、リカードは『兄ちゃんがおったら百人力や。白鯨の時も怠惰の時も見とる。評価しとるんわユリウスやヴィルヘルムだけじゃない』という。

アルは去り際『暴食と出くわしたら本名は聞かせるな』『今のプリステラに大罪司教が全員揃っている可能性がある』と忠告した。奪われた都市庁舎含めた制御塔は5箇所。それぞれの大罪司教がいる可能性があった。

そしてスバル、ガーフ、ユリウス、リカード、クルシュ、ヴィルヘルムの6人で都市庁舎へ向かう。突入すると2人の人影が出迎えた。クルシュにの百人一太刀とユリウスの精霊にリカードが巨漢、ガーフとヴィルヘルムが女に攻撃する。

しかし全て防がれ、リカードは巨漢が見せた多腕族の複数の腕、さらに2本の太刀の攻撃をウケてしまう。やらせないとスバルの鞭激にユリウスの合成魔法ウル・ゴーラで後ろに飛び退かせる。

そんな時都市庁舎の屋上から黒龍がカペラの声で話し始める。そこでヴィルヘルムは『龍との戦いで肝心なのは素早く翼を折り地に落とすことだ』と言う。ヴィルヘルムは40年前に王国に出現した黒龍バルグレンと剣を交えたことがあり、あれと比べると小ぶりだという。そしてカペラが首一つに対し、バルグレンは落とす首が3つあったという。

そんな中、ユリウスがアル・クラウゼリアを放つとカペラが絶叫する。すると再び2人の剣士が襲いかかってくるのをガーフとヴィルヘルムが受け止める。




ロイ・アルファルド

そしてカペラが黒い炎を吐く。リカードが咆哮波を放ちそれを食い止める。炎は飛散したがなぜか消えることなく燃え続けた。見るとカペラは焼けただれ皮膚から骨が出ていた。しかしその傷口からおぞましいほどの速度で再生していた。カペラはそれを『死を克服した完全存在』だと言い放つ。しかし、約束の時間だからと中に戻った。

そこでスバル、ユリウス、クルシュで中に入って追いかけることに。しかしユリウスが道行きを短縮すると地面を爆発させる。すると宙に浮かびスバルはクルシュに抱きかかえ上昇し屋上に着く。

屋内へと通じる扉を開けようとした時、若い少年がいた。すると『僕たちは魔女教大罪司教暴食担当ロイ・アルファルド』だと言った。クルシュが風の斬撃をするも交わされ逆に攻撃されかけるとスバルの鞭がクルシュを絡め取りそのまま離脱する。するとユリウスの攻撃が叩き込まれる。

因縁の相手だったが、ここはユリウスに任せスバルが鞭を策に引っ掛け屋上から飛び降り、抱きかかえたクルシュと共に窓をぶち破る。そこにはパイプオルガンのような放送用ミーティア、そして黒龍がいた。

黒龍に向かってクルシュは斬撃を叩き込む。すると黒龍の下に縛られた少女がおり、スバルが滑り込んで助け出す。クルシュは黒龍に追撃をし外へ吹き飛ばしそのまま落下させる。少女を解放し聞くと別の部屋にみんないるというので扉を開けると、そこには無数の人間大の蝿がいた。

そんな時クルシュからうめき声がした。振り返ると、先程までいた少女がクルシュを踏みつけていた。少女はカペラだった。




変異・変貌

そんな中、カペラの少女の体の尻には竜の尾が生えていた。スバルはそれを見て、人に化ける竜だと思った。そしてスバルに攻撃をする。カペラを見ると巨大な獣の腕、怪鳥の翼、黒龍の尾がそれぞれ生えていた。それを見て『変異変貌』だとスバルは思った。そして大量の蝿は都市庁舎にいた人間だと判明した。

カペラは『この世の愛と尊厳は独り占めし、その為に愛されるためにテメーの好きなアタクシになり、テメーにアタクシを見てもらう為にアタクシ以外から興味を奪う』と言う。自分の魅力を上に上げ自分以外の魅力を下げているとのこと。

スバルは鞭を叩きつけ一瞬カペラを仰け反らせてクルシュを奪還する。するとカペラは銀髪で紫紺の瞳の少女に変貌し呪詛のように言葉を並べる。さらに獅子の頭部でスバルの脚に噛み付く。スバルは倒れ出血で死にかける。クルシュも同様だった。

そこでカペラがどんな肉の塊になるか試してやろーじゃねーですかと言うと自らの手首を切り裂き黒い血をかける。スバルの血と混ざり絶叫する。カペラは龍の血が混ざってるじゃら血の呪いに負けたらすげーことになるという。

そんな時、落下していた黒龍が這い上がりカペラ目掛けて炎を吐く。




エミリアの目覚め

一方エミリアは見知らぬベッドで裸で目覚めた。するとそこに白髪の青年が来て、君が無事で本当に良かったと声をかける。エミリアには見覚えはなかったようだが、白髪の男はエミリアの名前を呼ぶ。

そして白髪の男は『僕の名前はレグルス・コルニアス。ある集団のまとめ役の一人 だけど、そんなことは重要じゃない。僕は君の旦那様で君は僕の79番目の妻ということさ』と言う。

エミリアの姿を見て、すぐに着替えさせようと言う。着替えさせるのは君と同じ立場の妻たちで花嫁衣装の着せ方も慣れたものだと言う。

そこで大事なことを忘れていたというとレグルスは『エミリア、君は処女かな?それだけは本当に大事なことだからさ』と言う。

18巻ネタバレ

濁流

ガーフやリカード達が奮戦している中、黒龍が炎を窓に向かって吐いたのを見た。そんな瞬間、都市の外壁から激流が襲ってきて流される。そこに満身創痍の黒龍がクルシュとスバルを脚で掴み飛び去ろうとしていた。しかし黒龍の翼へ大蛇の牙が噛み付く。するとスバルが放り出されてしまい、そのまま激流に飲み込まれる。

レグルスはエミリアに処女かどうか聞いていた。しかしエミリアはショジョって何?という。レグルスは素晴らしい、思い描いた理想の乙女だと言う。そして184番と呼んだ女性にエミリアを着替えさせる。2人は会話しレグルスの夫婦像におかしいと感じていたらエミリアに184番はあなたがそう思ってなくても彼はそのつもりだという。そんな時豪快な音が聞こえた。水門が開き都市庁舎が水に飲まれる様子だった。

スバルが目を覚ますとプリシラがいた。路地におり、周りも自分も水浸しだった。するとそこにはリリアナもいた。スバル達が公園を立ち去った後、大水門が開かれそこで、水に浮かぶスバルを見たそう。そして、カペラにちぎられたはずの右足が繋がっており黒く醜い肉腫に侵食されていたが、見た目以外問題はなかった。

そしてプリシラが扇子でスバルの脚を傷つけると、何もなかったように傷が消えた。そしてカペラの龍の血を傷に垂らしたこと思い出す。プリシラは北方の陰気な術師が好む術法の類に似てるという。(恐らくエルザの不死の呪い人形)

そして龍の血の名前に関し、ルグニカ王家に神龍が授けた3つの至宝だと言う。三つの至宝とは血と竜歴石と盟約だとか。またプリシラはスバルの他の箇所を傷つけるが右足以外は治らなかった。そしてスバルは皆と合流すると言うがプリシラはやる事があるという。




3つの条件

するとそこに亜獣なるものがおり、体から剣などが生えていた。そして亜獣はそこら中にいるとか。スバルは自分のギルティウィップを落としていた。そしてプリシラは空から真紅の剣を引き抜く。陽剣で亜獣を斬ると燃え上がり灰に変えた。

それから目の前にいた青年を助けて避難所に3人が向かった。四番街の建物の地下の避難所では人々が息を潜め視線も合わせずにいた。スバルはシリウスの権能の影響なのかと思う。するといきなり人々が怒りはじめ周りが影響され、暴徒と化す。しかしリリアナが歌うと人々が正気に戻る。

また、スバルはプリシラに関して我が強く共感性が低いから憤怒の権能の効き目が弱いのではないかと思った。スバルは仲間と合流、プリシラとリリアナは他の避難所を回りながらシュルトを探すとか。

ミューズ商会へ向かう際、亜獣に囲まれた異形の姿にカペラが創造主かと思う。そしてそこに来たユリウスに助けられる。そして、都市庁舎に向かったメンバーは全員生還してるそう。逆に水が来なければ敵に押し切られ被害が出てた可能性があると話す。

さらにスバル達が都市庁舎にいた時ミューズ商会が襲撃されたそう。アナスタシアが指揮をとり逃げたそう。ただキリタカと白龍の鱗たちの行方はわからなくなったとか。そこで都市庁舎に拠点を移したそうで、魔女教はそこを放棄したとか。そしてスバルが流されている時またカペラから放送があったそう。その内容は魔女の遺骨の他に3つの条件を加え、叡智の書と呼ばれる本、人工精霊、銀髪の乙女との結婚式だと言う。




ミューズ商会の襲撃者

エミリアが激流に流される都市を見て窓から外に出ようとするモカ184番が止める。そうすればレグルスは妻を罰し、その原因も罰するとか。そこにカペラの放送が聞こえる。そして、4つの条件を突きつける。エミリアはこの条件を飲んだとしても全ての水門を開かれると感じた。そして184番に言われはじめてエミリアはその条件の中に自分が含まれている事を知る。無計画に逃亡すれば都市は水の底に沈められる。

都市庁舎ではフェリスがクルシュを守れなかった事についてヴィルヘルムに激怒していた。そこにスバルとユリウスが来る。リカードから落としたギルティウィップを渡される。この鞭は黒龍とクルシュを繋いでくれてたとか。そしてスバルだけ水に落ちたそう。そしてクルシュの容態を聞くと龍の血の話をする。まだ意識は戻ってないとか。

ちなみにユリウスと暴食の戦いは決定打はなく水害の混乱で逃亡されたそう。脅迫放送が始まる前、ユリウスの弟のヨシュアは暴食の情報を受け取りに旅館を離れた。その後、彼の名前は出ていないことから安否はわからないと思った。

アナスタシアが来るとガーフは避難所を駆け回りスバルを探してるという。そしてアナスタシアと一対一で話すことに。色欲の被害者の蝿の人たちは一ヶ所に移動し、それはクルシュを助けた黒龍が意思疎通できたおかげだとか。

そして脅迫放送の条件の人工精霊についてアナスタシアは聞く。そこでベアトリスの事を話す。さらにアナスタシアからミューズ商会の襲撃者はシリウスだったと聞く。




騎士の条件

その時の回想。キリタカによれば十人会は私を除いた全員が死亡したと言う。しかも最初の放送より前にだそう。アナスタシアは魔女の遺骨が目的なのに先に殺すのはおかしいと考える。それを阻止したい一派がいると考える。

すると窓が一斉に割れシリウスが入って来る。そこにへータローとティビーが咆哮波を放つ。その間にフェリスにベアトリスとミミを連れて行くように言い、キリタカとアナスタシアは外に出る。キリタカと白龍の鱗はしんがりになってアナとへータロー達を逃してくれた。

そして、次の条件の叡智の書は燃え尽きて灰になったと説明する。そして最後の結婚式については誰を指すのかみんなわかっていた。そして魔女教の要求は一つも聞けないと話がまとまる。ユリウスが来てアナスタシアが犠牲はこれからも出るから覚悟を決めないと、と話す。

ユリウスには迷いの顔があった。それにスバルはアナスタシアに勘違いしてると言う。『大きく救うために小さい犠牲に目を瞑るという話ではない。俺はエミリアの騎士だけどエミリアだけを守れればいいってわけじゃない。』『ユリウスもあんたの為に闘いたいけどそれだけじゃ満足できない。騎士って生き物がカッコつけで欲張りだから』と言う。

そんな時アルが来た。水が流れた時には高い場所にいたという。そしてエミリアから伝言だと言う。




エミリアの奮闘

エミリアは白いドレスに着替えており、レグルスに似合うと言われる。レグルスが勝手に話しを進めているとエミリアが疲れているから休んでもいい?と言い、休ませてもらえることに。レグルスの妻は総勢291人で今残っているのがエミリアを入れて54人だとか。

そしてレグルスが花嫁の疲れに気づかなかったのはそばにいて上げた誰かが気づくべきだったと言うと壁と扉が爆ぜていた。エミリアは184番を引き寄せていた。すると君たちに何もなくてよかったという別室に行く。184番はいきなり殺されかけた。妻たちは恐怖によってレグルスに支配されているような状態だった。

寝室に戻ったエミリアは氷像を作りそれを寝台に寝かせた。そして窓から情報収集に出かける。てっぺんに行くとここは制御塔の一つだった。そして聖堂があることから3番街だと思う。そして聖堂近くへ氷の足場を作り行くとレグルスの声が聞こえてきた。レグルスは鏡に向かって誰かと会話しており、結婚式を挙げる事や、君の塔はここからでもちょうど真っ直ぐ見えると話していた。さらに『水門を開けたのはお前じゃない?嘘をつくなよ醜い肉女が』と言っていた。それから妻によばれ部屋から出た。

エミリアは3番街の制御塔にレグルス、正面にある1番街の制御塔にカペラがいると確信した。そして部屋で対話鏡を見つけると相手はカペラなはずだからと躊躇した。そんな時対話鏡が起動した。自分が映らないように対話鏡を開くとアルの声がした。エミリアはアルと会話する。そしてレグルスとカペラの制御塔の話を伝える。




似てる雰囲気と匂い

しかしアルは囚われの身なのにあれこれしなくてもと言うとスバルが私を助けにきてくれることに疑ってないという。だからスバルが来た時に危なくないようにできることはしておきたいと言う。そして対話鏡を閉じる。エミリアはアルに伝言を伝えた事で自信満々になっていた。エミリアは『アルにはどこかスバルと似たような印象と雰囲気がある。きっとそのせいだ』と思った。

場面は戻り、スバルはアルからエミリアについて聞いていた。そこにガーフが戻ってくる。そしてスバルはアルとガーフが一緒にいくのは偶然かと聞く。アルは街中にいる亜獣がいるため自由に動けなかった所だったそう。ガーフはスバルを探しておりスバルの匂いが水で消えたが、そんな時それっぽい匂いを見つけたと思ったらアルだった。

そしてアルはエミリアからの敵の配置の情報とレグルスは魔女教徒を連れてないと話す。スバルはエミリアの危険な状況での奮闘に驚いた。どんな手段で連絡とったか聞かれると、街中を歩いてたら対話鏡を拾ったという。

そして放送用ミーティアの話に。スバルは憤怒の権能を逆手にとりこの放送で人々に希望を与えて、街中を希望で覆い尽くすという作戦だった。




怠惰討伐の意味

しかし放送をすることでの報復が怖いというが、スバルには疑問点があった。黒龍がクルシュとスバルを抱えた時に水門が開いたが、それは一番街だった。しかし一番街は現在カペラがいるが、当時スバル達と戦っていたカペラは都市庁舎にいたから一番街の制御塔にはいなかったはず。なのに水門が開きその後すぐに閉じた。スバルたちを助けるような流れだった。

つまり放送をするのも織り込み済みの可能性もあるが、アルは『理由なんかねぇのさ』『龍が蟻の作戦なんか気にしねえだろ』と言う。

そして放送で話すのは誰にするかという話しに。アナスタシア、クルシュ、ユリウスと案を出すが、ガーフが『大将がやるんじゃいけねえのか?』と言う。『怠惰を倒したなんて肩書き他の誰も持っちゃいない。しれが今この街で一番でけえ意味がある』『魔女教に占拠された街に魔女教の大罪司教を倒した男がいる。それ以上に相応しい誰かがいるもんかよ。いるとしたらそれは剣聖ラインハルトかナツキスバル以外に誰もいねえ!』と言う。

するとアナスタシアもユリウスもスバルが演説すべきだと言う。しかしスバルは皆勘違いしていると思ってしまう。尊敬する相手に認められている事が喜びだけをもたらしてくれるわけではない。そんな中アルが『迷うんならやめちまえよ兄弟』『兄弟にとって一番大事なのはあの嬢ちゃんじゃねえのかよ』と言う。




英雄幻想

『オレはプリシラの為に行動する。だから他の奴らの事は全部後回しにするつもりだ、兄弟もそうしろよ、魔女教なんて通り魔みたいなもんだから関わるだけ損する』と言う。

スバルは『ここにいるならできる限りの事をしたい』という。アルは『もしやるならそれは英雄幻想だ』と言う。『負けちゃいけないのはいつだってそうだろ』と言うとアルは『兄弟の負けは兄弟の負けだけじゃ済まなくなる』とスバルには意味がわからない事を話す。結局スバルが演説することになった。

街中では暴力的な気配が膨れ上がり、緊張の糸が途切れそうだった。そんな時『マイクテストマイクテスト、ワントゥーワントゥー』と少年の声が聞こえてきた。避難所ではこの声が魔女教じゃないことがわかった。『まず最初に驚かせてごめん。安心してくれオレは魔女教じゃなう。』『期待させて悪いんだが、制御塔は奴らに落ちたまんまだ』『ごめんな』と言う。

『オレは何様でもない。みんなと同じ状況に振り回されて、ビビって足が震えてる。本当ならもっとみんなに話しかけるのに相応しい人は他にいるんだ。』『だけどこうして俺が話してる。俺なんかより凄い人が俺がやるべきだってそう言ってくれてる。人前に立つなんて俺のキャラじゃないんだよ。』それを聞いていた避難所の少年は不安に苛まれていた。

『何ができるかなんてわからなくて自分がうずくまっている間に全部解決してくれればなんて他力本願を願って・・・』『それでも逃げられないから戦う、オレはそれだけにやつだ。』




演説

『もう一度聞かせてくれ、この声を聞いてる人は今どこにいる?』『勝手な話だがお願いだから一人にならないでくれ。一人でいるとつまらない考えばっかり浮かんでくるんだ。経験則だ。だから誰かと一緒にいてくれ。』『今誰の顔を見た?大切な人かそれともこの数時間を一緒に過ごした知らない相手か?健気に作り笑いしてる人がいたらそれは凄い人だ。大切な誰かと見比べてくれたらいい』『それが許せるかよ?俺は許せない。』『俺にも大切な人がいる。その大切な人達に辛い顔をさせてる奴らが許せない』『だから戦う。』

『勘違いしないでくれ、戦ってほしいって言っても殴りかかれって話じゃない、下を向かないでほしいってことだ』『周りを見渡したらたくさんの人がいるはずだ』『一人じゃないってことがそれで実感できてくれると嬉しい。』『信じさせてくれ弱くてどうしようもない俺がまだ諦められないんだ』『まだやれるって思ってるのは俺だけなのか?』『違うよな?』そういうと、避難所から声が上がる。

『傍にいるのが大切な人なら、その手を握って信じててくれ。知らない人なら一緒に頑張ろうってうなずきかけてくれ。自分もその人も戦えるんだって。俺も諦めないで戦う。戦って勝って見せる』『俺の名前はナツキ・スバル。魔女教大罪司教怠惰を倒した精霊使いだ』『都市の魔女教は俺と仲間達がどうにかする!だからみんなは信じて戦ってくれ。大切な人の手を握って負けそうになる弱い心をぶっ飛ばしてくれ』『そしたら、あとのことは全部この俺に任せておけ!』そうして避難所には希望が一気に広がる。

スバルは演説を終える。アナスタシアに草案をもらっていたが、全然内容とは違う事を話したことで、スバルはごめんなさいとみんなに謝る。しかしアナスタシアもユリウスもガーフもスバルを褒めちぎった。ガーフは『聖域を出て大将に着いてきたのは間違いじゃなかった』と話す。

そこにオットーが現れ『鬼札が一枚加わるのはいかがですか?』と言う。ガーフが生きていた喜びに腰に強く飛びつく。そしてその鬼札のラインハルトもそこに現れる。




叡智の書の燃えカス

そしてラインハルトがこれまで何をしていたか聞くと、魔女教の最初の放送があった時、ハインケルによってフェルトが人質にされていたとか。その結果ラインハルトはそこに釘付けにされ動けなかったとか。つまりラインハルトを釘付けにすることでハインケルは自分の身を守ろうとした。現在ハインケルは逆に拘束してるという。

一方オットーは朝に当初の交渉の為に一人でミューズ商会へ向かったがそこで暴食の大罪司教と出くわし、制御塔が乗っ取られる様を見たそう。オットーは白竜の鱗のおかげで逃げることができたとか。そして水路から逃げた所ラインハルト達と合流したそう。そこでオットーは簡単な魔法で気を引いてフェルトを逃がす事ができ、ラインハルトはその場から開放されたよう。

そして魔女教の要求の叡智の書を持ち込んだのオットーだと言う。オットーはロズワールの叡智の書の燃えカスを拾っており、プリステラにいる復元師ダーツに修復依頼をしたとか。そしてスバルは人工精霊についてはベアトリスの事だと皆に話す。

そしてオットーの暴食の情報から2番街の制御塔とわかり、残る4番街の制御塔はシリウスだと判明した。すると、アルはまだヘソを曲げていた。しかしそんな時リリアナとプリシラが現れる。シュルトも見つけたようで一緒だった。そしてプリシラは魔女教と戦う姿勢を見せた。それにアルは驚く。

その間スバルはオットーを連れ出し叡智の書を持ち込んだ理由を聞いた。それは、聖域の件があり、1年が経過したもののロズワールを信じきれずにいたオットーが見たかったのが過去の記述だという。それは陣営の誰かが今後傷つかない確証が欲しかったと言う。だから復元を依頼したと言う。その後ヴィルヘルムが来てクルシュが来て欲しいということで行く。




屍兵

クルシュの元に行く途中、ヴィルヘルムからカペラに同行していた魔女教徒が一人は『八つ腕』クルガンでヴォラキアの将軍であり八本の腕を用いた剛剣の使い手で十年以上前に死んだとか。そしてもう一人はテレシア・ヴァン・アストレア、死んだはずの私の妻だと言う。

どちらも死んだはずの人間で、40年前の亜人戦争の話を持ち出しその時死者の軍勢を操る王国の敵がいたという。『亜人族の英雄リブレ・フエルミ』『大参謀バルガ・クロムウェル(ロム爺)』そして『魔女スピンクス』。嫉妬の魔女以外で名を残した唯一の魔女だとか。ただ、スピンクスは便宜上魔女と呼ばれただけの存在で、亜人戦争で死んだはずだそう。そのスピンクスが死者を操る魔法で屍兵と呼び、今回のは恐らくそれを同じ禁術だと話す。

そしてクルシュの元へ行く。カペラの血を浴びたクルシュは見える範囲の肌には斑の黒い紋様が浮かび毒々しい蛇が締め付けているような血管が浮かび上がっていた。スバルとクルシュの血の被害は全く違っていた。

そしてスバルがクルシュの手を握った時、焼けたような激痛が走るとクルシュの左手の紋様が薄くなり、スバルの手に黒い紋様が移っていた。再度確かめると激痛が走りクルシュ顔から呪いの影響が薄まっていた。続けようとした時、クルシュに言われ引き取った呪い以上にスバルに浮き出た紋様の比率が釣り合っていなかったとわかる。クルシュはスバルは今私達以外に必要な人だからと呪いを引き受けるのを思い留まらせる。

その後、ヴィルヘルムにラインハルトが来てる事を言うと、屍兵の素性を明かさないようにと言う。




制御塔同時攻略布陣

そして剣聖の加護はレイド・アストレアから面々と受け継がれた物であり、テレシアが亡くなったからラインハルトに受け継がれたかと思いきや、白鯨との戦いの最中だったと話す。妻から剣を奪ったのは他でもない自分だからその事が妻の最期を招いたと語る。

捨てたはずの剣にしか頼れなかった妻がどんな思いだったか、それを受け入れられずラインハルトを詰ったのは事実だと言う。ラインハルトが悪いわけではないとわかっていたが、妻の死を嘆くヴィルヘルムはそれを認められず、結果、アストレア家はひび割れた。

会議室へ戻ると、4つの制御塔同時攻略に関してプリシラが4番街の憤怒の首をはねると言っていた。そして同行者にリリアナを連れ2人で狩ると言う。スバルが避難所でのリリアナの歌の効果を説明。しかし確信がないという。そこでラインハルトに加護が宿ってるか見えないかというと、今授かったと言う。欲しがった加護がほしいと思ったラインハルトの手元に恩恵された。そしてラインハルトは確かに彼女は『伝心の加護』の所有者だと言う。

そして一番街のカペラと2人の魔女教徒について、屍兵だと説明するとガーフはクルガンを知っていた。そこでスバルは色欲に対しヴィルヘルムとガーフに頼む。しかしラインハルトがお祖父様は冷静ではないと反対する。そしてヴィルヘルムはスバルの戦場にラインハルトをお連れくださいと言う。スバルもそう思っていたようでお前じゃなきゃあいつを倒せないと言う。

そして必然的に暴食はユリウスとリカードになる。しかしユリウスは顔色が良くなく、態度もおかしかった。これで配置は決まる。四番街の憤怒にプリシラとリリアナ。都市庁舎防衛にアル。一番街の色欲にヴィルヘルムとガーフ。二番街の暴食にユリウスとリカード。三番街の強欲にスバルとラインハルト。そして今3つある対話鏡の分配では、一つは都市庁舎のアナスタシア。憤怒は全体に影響してるからともう一つ、そして最期は敵の数を考え、色欲のヴィルヘルムに持たせる事に。




エミリアの決意

エミリアはアルとの対話鏡の後部屋に戻ると氷像の処分にとりかかる。すると184番がおり、まさか戻ってくるなんてと驚いていた。しかしエミリアはしらばっくれて私ずっとここにいたけどと言う。どうしてそのまま逃げなかったのか聞かれると、そんな事したらあなたも他の人も大変な事になると話す。

184番は山間の小さな村で家族と暮らすただの娘だったがそんな私を娶る為に、母も兄弟も隣人も村の人もひとり残らず根絶やしにし、レグルスの妻は皆同じ境遇だそう。そして既に238人が死に別れていた。その死に別れた妻達はとエミリアが聞くと184番は説明が必要かと言った。

そんな中スバルの放送が聞こえてきた。184番が放送を聞き終えると今の声は、、と言う中、エミリアは『私の騎士様すごーく頑張り屋さんなの』と言う。』私は逃げないわあなた達を置いてどこかへ行ったりしない』『好き合ってるのに結婚できなかった人達を私は知ってる、それで胸が痛くなったのを覚えている今もまだ2人の事を思うと胸が痛む』と言う。そしてエミリアは結婚式をしましょうと言う。

聖堂の準備は終わり、妻たちが勢揃いしていた。レグルスは79番の空席について以前その番号に相応しいと思った女性がいたが、迎え入れる前に不適切だと判断したとか。でも外見なら僕の理想にかなり近かったから忘れない為に空席にしておき、だから君に出会えたと言う。




白馬の王子様

そしてエミリアはスバルの話をし始める。するとレグルスは激情し動くなと言い、動いたら首から下は消し飛ばすと言う。

エミリアは『私は男の人を好きになるってことがまだわかっていないけど、いつかそうなった時誰の事を好きになるか決めている。私はあなたのものにならないわ』と言う。レグルスは『ああそうかい、僕も君みたいな勝手な浮気女を妻にするつもりなんてなくなったよ』と言い怒りのままに指を伸ばしてくる。

そんな時聖堂の扉が蹴破られる。そこにはスバルとラインハルトがいた。スバルは『その花嫁さらわせてもらうぜ』と言う。

制御塔四箇所同時攻撃が実行され、オットーは一人、叡智の書の所在を明らかにする為に都市庁舎を離れていた。そんな時、暴食の大罪司教ライ・バテンカイトスが現れる。

19巻ネタバレ

遭遇

オットーが暴食の名前を聞いた時、初めて遭遇した暴食の名前とは違っていた。『つまり暴食は2人いる。いや最低2人って方が正確ですか』と言う。バテンカイトスはいい線いってると言う。制御塔四箇所同時攻撃は大罪司教が一人ずついる計算だったがはみ出し者は計算外だった。

そんな時フェルトとガストンが来た。さらに白龍の鱗5人、そこにまとめ役のダイナスもいた。そしてキリタカは連れ去られたという。バテンカイトスは会いたい会いたい僕たちの探し物にという。それはさっきの放送をした英雄の居所さと言う。バテンカイトスがオットーに突っ込んでくるとオットーの背後から水竜の群れが飛び込んでバテンカイトスの四肢に食いつく。

ガーフは向かう途中、ヴィルヘルムからあの女剣士は妻だと言う。剣聖も八つ腕も全盛期には程遠いと言う。色欲の権能で黒竜に姿を変えられたのはギャレクだった。そして2人は2人の剣士と色欲と思われる異形を見てぶつかる。すると女剣士のフードが剥がれた。

ヴィルヘルムは『テレシア』とつぶやく。ガーフはクルガンに連撃を叩き込むも軽々と吹っ飛ばされる。そして、色欲だと思われた影はぶよぶよと蠢く血の塊でクルガンごと覆い被さろうとしてきた。それは色欲の大罪司教ではなかった。




ユリウスを知る暴食

一方リカードはユリウスの浮かない顔に気づき何かあったか聞く。原因は都市庁舎で戦ったロイ・アルファルドだと言う。明らかに私を見知ったような態度で、陣営の外にいる人間にはできないと話す。

もしかすると仲間を奪われたかもしれないが、暴食の権能でそれを知ることさえできないと言う。リカードはせやけどやるとこは変わらんやろ。暴食を倒して記憶を取り戻すと言う。

そして暴食の大罪司教ロイ・アルファルドと出くわす。そして、初めからリカードとユリウスは全力の一撃を繰り出す。エル・クラウゼリアと大鉈の攻撃。

しかしロイはそれを嘲笑い『本当、兄様は想像通りで素敵だね』と言い放つ。




ラインハルトの死

聖堂に突入したスバルとラインハルト。レグルスはスバルを見て不埒な浮気相手はお前かと言う。さらにラインハルトには剣聖?聞いたことはあるよ。剣を振るしか能のないやつの呼び名じゃなかった?と言う。

ラインハルトは剣を振るしか能がないというのも、僕が皆に期待されてる理由の多くはそれだ、ただ今はそれを果たせるか怪しいと言う。この龍剣は間違いなく世界最高の一振りなんだけど欠点がある。それはこの剣を抜くのにふさわしい敵でない限り鞘から抜けないことだ。どうやら君では剣の役目は務まらないらしいと言う。

その後のやりとりでレグルスが激昂し床を蹴りつけると建材が飛んでくる。ラインハルトはスバルを抱えて避ける。そしてレグルスは動くな動けば彼女達の命はないと言う。彼女達は僕の妻だよ。何も罪のない彼女達を死なせようと言うのか?と、会話が成立しない。

そんな時エミリアがレグルスの下半身を凍らせるも、解かれエミリアの首を掴んで持ち上げる。そしてレグルスはその剣を外してこっちに来るんだと言い、一つだけ条件をやろう。僕の攻撃を一度だけ受けてもらう。それで2人がかりで殺そうとしたのは許してやろうと言う。レグルスが振った腕から何かが放たれ、ラインハルトが血飛沫と共に倒れる。疑いようのない死だった。




不死鳥の加護

スバルは叫び鞭を抜いてレグルスに攻撃をしようとするが、人質がいるのが見えない訳?と言う。すると『それはおかしいな、君の話だと人質は解放してくれるはずだよ』と声が聞こえた。スバルの背後で光を上げ流れる血が炎となり青年を蘇らせる。

『不死鳥の加護』ラインハルトがそういうと、スバルの鞭が棒立ちの金髪の女性を引き寄せ、エミリアが氷剣をラインハルトへ蹴り飛ばし、射線から巻き添えになる人がいなくなり、氷剣を手にした剣聖は青い光と衝撃とともに聖堂を吹き飛ばした。聖堂の祭壇が消し飛び、都市の街並みと繋がってしまった。

スバルはやっぱりお前の方が化け物じゃねえか!と言う。そしてラインハルトはレグルスからエミリアを奪い返していた。スバルはエミリアにあいつベロで女の子のほっぺとから舐めそうだけど何がされてない?その花嫁衣装超可愛いね。着替えとかまさかレグルスじゃないよな。あの野郎絶対許さねえ。でも、ドレスのチョイスはいいと思う。何着ても可愛いねエミリアたんマジ俺の天使だよ。と言うとエミリアは落ち着いて何言ってるのかわかんないと言う。あの人と結婚なんてしない。誰かとするなら好きな人とする。とエミリアが言うと、だよね!ところで好きな人って?とスバルが言うと話題をすり替えられる。

そしてラインハルトを見ると白い服の全面が派手に破け胸は血で真っ赤に染まっていた。しかし血を拭うと傷はなかった。ラインハルトは不死鳥の加護と言って一度だけなら死んだ状態から蘇れる加護のおかげだと言う。実際ちょっと死んでいたとか。スバルはお前俺のお株をどこまで奪う気だよと言う。そして崩壊した瓦礫の下からレグルスが出てくる。その衣服には一片の汚れすらなかった。




I作戦

レグルスが名乗るとエミリアは、あなた私とどこかで会ったことがある?と聞く。しかしレグルスは知らないと言う。スバルが鞭をレグルスの顔面に叩き込み、本格的に無敵のカラクリを解かないとというと、時間稼ぎにラインハルトが相手をする。

まずは妻達をここから移動させようとスバルが助けた1人に話すもレグルスは倒せなく、許しを得てないからここから動かないという。そしてスバルはラインハルトに作戦変更と言うと、遠くにいるのにラインハルトから声が聞こえた。伝心の加護だそう。

さらにレグルスの攻撃は小石や砂でこっちも風の刃くらい使わないとと、ラインハルトは真空波を放っていた。そして事前の打ち合わせに従ってI作戦を実行する。ラインハルトは16人の分身に見えるほどの動きでレグルスの攻撃を回避し斬撃を加え空に打ち上げる。ラインハルトは空を蹴り空中を駆けてレグルスに迫る。

レグルスの後頭部を鉄材で殴るも、不意打ちは効かなかった。そしてレグルスを水面に投げ飛ばし、そこに来たエミリアが上からウル・ヒューマで5本の巨大な氷柱を打ち込む。池ポチャがI作戦だったよう。

しかしレグルスは水面を割って出てきた。砂以外でも効果は発揮し、水飛沫も地面をえぐった。さらに凍ってもいなく水に濡れてもなかった。そしてラインハルトはスバルに預けていた龍剣をもらい、鞘をつけたまま攻撃すると言う。そして、戦いは続くもレグルスは吹っ飛ばされなくなっていた。そして突如ラインハルトの右足が爆ぜた。レグルスは僕の吐く息にも気をつけなきゃね。ため息にもと言う。




試行錯誤

さらにレグルスはラインハルトを水面を蹴り水で衝撃波を作り出しラインハルトをふっとばす。エミリアが氷の壁を作り止めようとするも人型の穴が出来て突き抜けてゆく。ラインハルトは視界から消えるほどの距離まで飛ばされた。

スバルとエミリアが逃げようとするもレグルスが水を塊のようにして掴みをそれを散弾にして飛ばす。周りの建物ごとぶっ飛ばされる。エミリアは一か八かだと言い自分の魔法と微精霊の力を借りた魔法を同時に使う。目の前の水路を凍らせ滑走する。しかしレグルスに距離を詰められると、スバルに微精霊を一人付け道の確保を任せ、滑走しながらエミリアは四方から氷の魔法をレグルスに放つ。スバルは微精霊に頼り、目の前の水路を凍らせていく。

エミリアはレグルスの股ぐらに氷を打ち込みダメージは通らないが、レグルスはついにそこまで狙ってくるなんて恥じらいがないなと言い。多少精神的にはダメージを与えた。ちなみに金的も作戦だったよう。そんな中、スバルはエミリアを鞭で引き寄せ、水路の合流地点を曲がりきれなかったレグルスはそのまま頭から壁へ突っ込んだ。

そしてエミリアが空中で作って飛ばした氷柱をスバルの鞭で掴みその勢いで2人は飛び、それを繰り返す。しかしレグルスに追いつかれてしまう、そんな時、彼方へふっ飛ばされていたラインハルトが戻ってきた。




歴史を刻む星々

ラインハルトがレグルスとの戦闘を再開させる。レグルスが一体どれだけの恋路を邪魔するんだというとラインハルトは、恋路と呼ぶには一方通行過ぎる。僕はどうせなら友人の恋路を応援する。あわよくば結婚式に呼ばれたいんだと言う。

さらにラインハルトは爆ぜていたはずの右足も治癒していた。大気中の微精霊が僕を気遣って大急ぎで治してくれたそう。レグルスは水路の水面に手を入れて津波を起こす。スバルが微精霊を使って氷のジャンプ台を作りエミリアと離脱。ラインハルトは水や空を蹴り津波の裏へ回りレグルスを上にふっ飛ばしさらに津波へ叩きつける。ラインハルトはレグルス自身が起こした攻撃が通じるた試したよう。

スバルは無敵の弱点を考えていた。そこでエミリアからヒントがほしいと捕まってる時に何か聞かれたか聞くと『ショジョ?それかどうかについて聞かれて』と言うとスバルは『あいつぶっ殺す』と言う。さらにエミリアは『奥さん達を番号で呼んでてそれを悪い王様って言ったらあの子は『小さな王』って言った』と言う。

スバルはその言葉に『星の名前だ』と気づく。レグルス、シリウス、カペラ、アルファルド、ベテルギウス。大罪司教の名前はすべてスバルの知る星の名前と符合している。スバルの元いた世界の星名だからありえない事だと思うも、水の羽衣亭、ワフー建築、荒れ地のホーシン。この世界にはないはずの建築物がここにはあった。なら大罪司教の名前もそうではないか。




ジャウザーの手

これを単なる偶然の一致と考えるのはあまりにも無理があると思った。それはレグルスの語源はラテン語で『小さな王』を意味する言葉だったから。その推測をさらに後押しするのが『ペテルギウス・ロマネコンティ』。

ペテルギウスの名前が星名の『ベテルギウス』を由来とするならその語源は『ジャウザーの手』という。その言葉が転じて権能である『見えざる手』となったとは考えられないだろうか。

そしてしし座を意味する『レグルス』にはもう一つの別の名前がある。それが意味するのは・・・

スバルはエミリアに聖堂で首を掴まれてた時のレグルスの手の温度を聞く。エミリアは今考えてみたら熱くも冷たくもなかったまるで何もないもに触れられたみたいに。影とか空気に触れられたみたいなと言う。

全身どこへ攻撃してもダメージを通さないその挙げ句、砂や水しぶきは一撃必殺の威力になる。そしてスバルはラインハルトに『そいつの心臓が動いてるか確かめてくれ!』と言う。




十人会の襲撃者

場面は代わり一方リリアナは本当に私で良かったんですか?とプリシラに言っていた。アルもいるのにと言うと、プリシラは『この街でアレは勝手を働きすぎた少しばかり罰を与えねばな』と言う。そこにアナスタシアが来る。そして皆が離れた後の都市庁舎の事だと言うと、プリシラはアルを好きに使えと言う。そしてプリシラは相応しい装いに着替える必要があると着替え始める。プリシラが堂々と裸をさらすのを見てリリアナはよだれをたらす。

そしてリリアナの心配ごとのキリタカについて、十人会で残るのはキリタカのみだから魔女の遺骨の在り処を知るのは残り一人。だから生きているとプリシラが言う。ただ、十人会が次々と殺されたことがおかしいというリリアナにプリシラは『それは魔女の遺骨を欲するとわかっていればそれを知る関係者を消すことで目論見を阻める。そう発想するものがいれば同じことが起ころう』と言う。

『それで全員消されては困るということで憤怒の大罪司教が商会を襲った。歌姫狂いの身柄を押さえにじゃ』『一度開いた水門から流れ込んだ水が文字通り配線を押し流した。』

この発言にリリアナはその誰かに心当たりはあるんです?と聞くとプリシラは長く喋りすぎたかのと言う。そして制御塔へ到着する。制御塔は人がいないほど静かだった。シリウスがそこにおり『わざわざこうして足を運んでいただいてごめんね?ありがと』と言う。




陽剣の白炎

シリウスの話す言葉にリリアナが悪い人ではないのでは?と思う。キリタカの安否を聞くとシリウスは『私の方で保護しました。まさか遺骨の在り処を知る人を誰かが消して回るとは思いませんでしたから』と言う。福音書を出しこれがなければあなたの大切な人も危なかったと言う。それにリリアナは感動する。

プリシラはよもやここまで効果てきめんとはな感受性が強すぎるのも考えものかというと、リリアナに口づけをする。するとリリアナが正気に戻る。リリアナはシリウスの権能の影響を受けていた。そして周りには影に身を潜めていた民衆がいた。制御塔の静けさは民衆が息を潜めていたものだった。

そして民衆が今にも襲いかかろうとしていた。プリシラが空の鞘から真紅の剣を引き抜く。『妾の陽剣、その眩さに頭を垂れよ。これは原初の炎にして皇帝の座を最初に照らした灯火である。その赤の輝き、貴様らの知るそれと同じと思うな』と言う。

直後、広場を囲む水路が一斉に発火し業火を通り越し白炎へ変わる。プリシラの陽剣は水路さえ燃やす。暴徒と化した民衆は水路を越えられずにいた。そしてシリウスが名乗り『さあ試練をはじめましょう。それを乗り越えた時真にあの人に相応しい私があの人の愛に焼かれるでしょう!』と言う。

リリアナも歌で自分の役目を果たそうと水路に近づいた時に白炎に触れてしまうが焼け跡はなかった。しかし熱さはある為近づくことが出来なかった。




獅子の心臓

シリウスは鎖でプリシラに攻撃するもすべて陽剣で切り払う。そんな中『アイリスと茨の王』『ティレオスの薔薇騎士』『マグリッツァの断頭台』シリウスがそうつぶやくとプリシラの表情が変化した。『死ぬがいい』とプリシラが良い斬りかかるとプリシラが鎖の一撃を浴びて大きく後ろへ吹き飛ばされていた。

一方ラインハルトにレグルスの心臓を確かめてもらった所、近づきすぎたが故に夜空まで高く飛ばされる。しかし伝心の加護でスバルに『君の推測で正しい。彼の心臓は動いていない』と伝える。そしてスバルはエミリアに耳打ちする。

エミリアははアル・ヒューマでレグルスに攻撃したかと思えば走り出した。スバルはレグルスの攻撃をパルクールで交わし建物の上に這い上がる。しかしレグルスは逃げるスバルを次々と建物を倒壊させ追い込んでいく。そこで『オレはお前の権能の正体を知ってるぞ!』と言うとその結果レグルスはスバルを仕留めるのと躊躇った。スバルの話を聞く。そしてスバルが『肉体の時間を止める獅子の心臓』そう言うとレグルスの顔には答えが出ていた。

しし座のレグルスの語源小さな王、その別名『コル・レオニス』の語源こそが『獅子の心臓』だった。スバルが考え抜いた無敵化の権能は肉体の時間停止、さらに言えばあらゆる物体の時間停止が可能。肉体の時間が止まってるということは変化しないということ。変化しなければ怪我もしないし水に濡れないし飛ばした砂、水も時間が止まってるから当たった物に止められず素通りする。




小さな王の場所

俺を殺せばエミリアの居場所がわからなくなるぞと言うスバルに口先だけ偉そうに!というレグルス。スバルは『やれ!』と言うと微精霊が氷を落とした。そしてスバルに指先が届こうとした時、レグルスの足場が消えただの穴に落ちる。足場があればその時間を止めて踏ん張れるがなければそれができない。スバルは逃げ回る際にあちこちに微精霊に穴を掘らせてあった。この手に罠に嵌るレグルスは真っ向勝負しか知らない証拠だった。この間にスバルは遠くに逃げる。

プリステラを襲った大災害を襲った大罪司教たち、ただその中でもレグルスだけが不必要な人員をぞろぞろ連れ歩いた。単なる自己顕示欲だと思ったが、死に戻りが死を前提に、見えざる手が不可知の領域に及ばぬようにレグルスにも制限がある。小さな王という権能の効果、獅子の心臓が機能するには妻の人数か距離、何らかの条件が必須だと考えた。

エミリアは言い慣れない『くりえいと・あいすろーど』の氷で自分用の道を作り聖堂へ向かった。まだ妻達は何も変化のない状態でそこにいた。妻達と話すも私達に人質の価値はないと言う。つまり妻達は獅子の心臓に協力させられていることを知らなかった。エミリアは必死に話す。あなたの名前を教えて。私はエミリア。ハーフエルフで銀髪。あなた達とは違うかも知れないけどきっと同じ所もある。あなた達が助けて欲しいって言ってるのがわかる、だから私達も助けて欲しい。エミリアはお願いする。




心臓の寄生

すると妻達の中の一人が『今まで聞いてこれなかった聞きたい事があります。あの男を好きな人っている?』そう言うと『嫌い』『私も嫌い』『性格が嫌』『地竜の方がマシ』『触られると腐りそう』『あれを愛せる人間なんていない』等これまで押し殺していた感情が一斉に溢れ出た。

そして184番が『私の名前はシルフィです』『あんな男大っきらいでした。どうか私達にも協力させてください』と言う。そしてレグルスの王国に巻き込まれている事を説明する。シルフィ達が意見をぶつけ合いレグルスの弱点を探ろうとしてくれた。エミリアは微精霊を使い妻達の体を調べさせていき、最後にそれらしい反応が見つかった。

エミリアはシルフィの服の内側に手を入れ、心臓の音を確かめる。そして気づく、シルフィの心音に紛れ全く別の心臓があった。レグルスの獅子の心臓はシルフィの心臓と一体化していた。つまり、自分が花嫁と決めた人の心臓に自分の心臓を寄生させていた。

スバルは尚も逃げていた。レグルスのおかげで3番街はひどい有様になっていた。ふっ飛ばされ地が出て追い詰められたスバルは『慈悲深いなら自分の花嫁を権能に利用したりしない』と言うとレグルスは『なんだそこまで気づいているの。けど辿り着いても何もできやしない』と言う、『花嫁達はお前を裏切らないから?』と言うと『僕の大事な心臓は妻達に預けてある、たくさんの妻達の誰が心臓の所有者か僕にも当の妻にも自覚がないけどね』と言う。




選択

獅子の心臓を取り除くには妻たちに命の取捨を選択させなければいけなかった。そしてスバルを血を拭った。死にそうなふりだった。それは演出で倒れれば絶対ペラペラ勝ち誇る馬鹿だと思ったと言う。それにレグルスが激昂する。そんな時聖堂があったはずの場所に青白く凍える氷の塔が突き立った。

シルフィは自分にレグルスの心臓があると聞き、あの男の心臓を止めるには自分の心臓を止めるしかないと言う。そして私が死んだらきっと他の誰かに移る。人に固執するわけがない。あの男が愛せるのは自分だけだからと言う。そしてシルフィがガラス片を握り自分の首へと向けた。

その時エミリアが妻たちの手を氷で拘束していた。一所懸命考えてもこれしか思いつかなかったと言う。私があなた達の鼓動を止める。そんな物で喉を突くなんてそんな苦しい思いはさせられない。そう言うと聖堂の中に青白い雪が降り、妻たちに降り掛かっていく。

『ごめんなさいこんな方法しかなくて』というエミリアにシルフィが『謝らないでください。ありがとう』その言葉を最後に聖堂を青白い瞬きで大気を凍てつかせた。




身代わりの宝石

場面はふっ飛ばされたプリシラ。死んだとリリアナがそう思ったが死んでいなかった。プリシラの首飾りの緑色の宝石の一つがふいに砕けた。『妾の首飾りの返礼高くつくぞ』と言うと、シリウスが『なるほど自分にとって価値ある物に自分の傷を肩代わりさせるのですか。それはとても『傲慢』な在り方。いえまさかですよね?』と言う。

リリアナは先程プリシラが怒った原因である『アイリスと茨の王』『ティレオスの薔薇騎士』『マグリッツァの断頭台』は有名な物語の題名で詩歌にもなっているとか。どれの言葉に反応しなぜ怒ったのかは不明だった。

そしてリリアナはシリウスの権能による民衆の感情を気持ち悪いと話すとシリウスが感情任せに攻撃してくる。プリシラがそれを止める。シリウスが憤怒は夫からもらった唯一無二の贈り物というとプリシラは『妾は八人の夫を持ったがどれも妾の気を引く為に次から次へと献上物を寄越したぞ』と言う。シリウスがそれに怒りプリシラに攻撃すると首飾りの宝石がまた一つ壊れる。

しかしプリシラがしていた事はシリウスを殺す事によって民衆が一斉に死んでしまう為に、時間稼ぎをしリリアナの歌を信じて待っていた事だった。リリアナはプリシラの真意を感じると燃え盛る制御塔へ走る。燃える制御塔の白炎はプリシラの選んでものを焼く純白の炎。リリアナを一切焼かない優しい炎だった。




リリアナ・マスカレード

叫び出したいほどの熱さに耐えリリアナは屋上へ辿り着く。『さあさあ遠からん人は音に聞けぃ!女リリアナ・マスカレード歌って奏でて踊ってやります!聞きさらせぇ!『朝焼けを追い越す空』!!』

回想。リリアナが歌い始めた切っ掛けは覚えていない。リリアナの一族はずっとどこかに定住する事なく世界を歌って渡り歩く一族。母達がそうであったようにリリアナも13歳にして『吟遊王になる!』と一人旅に出た。母から歌声と名歌を盗み、実際に伝説のリュリーレも盗んだ。それを望まなかった両親と家族解散し17歳になった時、両親とすれ違いその腕には自分の妹と思われる幼女が抱かれていた。涙と鼻水を垂らして行き過ぎた。

現在22になるリリアナだが、独り立ちして9年。ただそれは苦難の連続だった。草を食べ、山中で腹を下したリリアナは腹痛を発熱に嘔吐に下痢が3日続いた。そして体調が戻った時、これまでの自分とは違っているように見えた。山を降り泥と水で汚れた服のまま通りに立った。リリアナの演奏が始まった時、誰もが心を襲った高波に戸惑った。歌い終わった時リリアナは涙を流した。聞いていた人々も涙を流していた。この日リリアナは吟遊詩人となった。

それからずっと音楽との付き合いは続き、今、燃える制御塔のてっぺんで歌っていた。都市には混乱が蔓延し誰もが必死にあがいている中、リリアナは歌い上げる。しかしリリアナの声は全員には届かない。




キリタカ・ミューズ

『リリアナ、可憐な歌姫よ。どうかその歌声で永遠に僕を虜にして欲しい』馬鹿な男の口説き文句が心に蘇った。おかしな男だった。変人だった。歌に対して下心を持ってきた者は避けてきたが、その人物は初めてリリアナの外見に下心を持って近づいてきた。『あなたの姿は僕が独り占めしたい。ですがあなたの歌声は決して独り占めするべきではない』と言ってミーティアでプリステラ全域に歌を届けようとした彼の提案は屈託のない笑顔でリリアナに笑いかけた。キリタカ・ミューズがリリアナに『歌姫』であれと期待した。

燃える水路で喘いでいた人々は制御塔を見上げていた。本来なら届くはずのない歌声が街中の人の心を震えさせる。それは奇跡でも錯覚でも大罪司教の権能でもなく天からの授かりもの『伝心の加護』だった。授かりものでしかなかった加護がこの瞬間に神がかり的な音楽の力を実現した。

『やはりあれを見込んだ妾の目は確かであったな』とプリシラが微笑む。燃える水路の外側の人々からは狂気は失われ感情に従った涙だけが出ていた。その様子にリリアナを仕留めようと制御塔へ走り出すシリウス。後ろからプリシラが斬るつける瞬間、何もない場所から鎖が出現しプリシラの腕を拘束した。シリウスが反転し正面からプリシラの顔面を攻撃、しかしプリシラの顔に傷はなかった。

制御塔の根幹に鎖を叩きつけ、リリアナの載せたまま塔が形状を失い崩れてゆく。しかしリリアナは歌い続けていた。それを称賛するプリシラ。




焼きたいモノを焼き斬りたいモノを斬る

そしてついにプリシラの陽剣がプリシラに到達した時、不自然に空間が歪みそこから鎖に拘束された少女ティーナを出した。しかしプリシラの斬撃は揺るがない。ティーナごとシリウスの体を斜めに走り抜けた。ティーナを拘束する鎖を切断し白炎を上げる。

『妾の陽剣は焼きたいモノを焼き、斬りたいモノを切る』そう言うとティーナの体には一筋の傷もなく、その背後の怪人が血を噴いた。『この私の痛みをあなたは?』というシリウスにプリシラが『貴様に痛みを妾がなぜ感じる貴様が妄言を抱えたまま独りきりで死ぬがいい』と言う。プリシラが陽剣を叩き込みシリウスの体が石壇を跳ね、水路へと投げ出される。陽剣の輝いていた光りが失われつつあった。

『日照が終わり、日輪が陰ったか、悪運の強い俗悪め』と呟く。倒壊した制御塔にはリリアナの姿はなかった。それを探そうと大勢の人間がやってくる気配がした。

リリアナは水路に落ちていた。体は限界に近くこのままだと溺死する。しかしそんな時リリアナ!と呼ぶ声がした。キリタカがリリアナが沈む直前肩を掴んでくれた。民衆と一緒に暴徒と化していたキリタカは『邪気に呑まれた全員が歌で我に返った中、いち早く君に下へ駆けつけた。これは愛の証と言えないかな?』と言う。リリアナは限界が来て意識を失う直前恥ずかしい事を言ってしまいそうだった。『あなたの歌姫で良かったとか、ね』と。




ジュースの見えざる手

聖堂には巨大な氷柱が立っていた。レグルスはそれを見て『僕を殺すためになんの罪のない妻を殺して』と激情する。そこにエミリアが来てレグルスを氷柱で吹き飛ばす。しかし獅子の心臓を止めたはずがレグルスはまだ健在だった。

そしてエミリアが『レグルスの心臓はここ今私の胸の中にあるわ』と言う。レグルスはそれを聞き笑う。獅子の心臓の逃げ場はあれだけ罵倒しておきながらエミリアの了解がなくとも小さな王国に加えていた。レグルスはスバルの事を放送してたやつだろ?と言い、あんな出来損ないを殺したくらいであいつは大罪司教になる前もなった後も何一つ満足にやり遂げられない愚図だったと言う。ペテルギウスに対して好感などなかったが、スバルはそれでも不快感を覚えた。

そしてペテルギウスを考えた時、スバルはそんな事が可能なのか?と考える。そしてエミリアに『俺を信じて全部任せてくれるか?』と言うと『うん』と答える。そして『こいよ、見えざる手ぇぇぇー!!』スバルは叫ぶとインビジブル・プロヴィデンスを出す。レグルスが愚図と罵り、さらに薄めた劣化品。数は一本、射程は短い、可能性は未知数。魔手がゆっくりエミリアの胸へ迫る。

するとエミリアは微笑み『なんだ。そこにいたんだねジュース』と言う。魔手が止まらないまま胸へ滑り込み心臓へ到達。あと一歩、躊躇した時エミリアが『大丈夫。私二人のこと信じてるから』。そう言うと『うなれ俺の第三の手ぇぇぇー!』と叫ぶ。そして魔手はエミリアを動かすものとは別のあまりに小さな獅子を捕まえ不可視の掌で容赦なく握りつぶした。スバルは魔手を使った代償に血を吐く。エミリアは生きていた。レグルスは『自分たちだけわかり合っちゃって置いてけぼりなんですけど?三文芝居の説明をしろよ!』するとスバルは『お前気づいてないのか?足下濡れてるぞ』と言う。




制限付きの獅子の心臓

白い礼服に合わせた白い靴が水に濡れていた。この事実に気づいたレグルスが手を振り上げた瞬間、エミリアの白く長足が蹴り飛ばす。ついにレグルスに攻撃が当たる。さらに『アイスブランド・アーツ!』と唱え、エミリアのフルスイングで氷槌を叩き込みレグルスが建物へ激突する。

レグルスが『なんでなんで!お前たちがどうして強欲の権能を!』と言うとスバルが『お前舐めプしてる間に逆襲されたんだよ』と言う。そしてエミリアは53人分の花嫁達の分と言いレグルスの全身に氷槌を53回叩きつけ建物の中へ吹き飛ばす。

しかしレグルスの体は血は流していたものの串刺しにも氷漬けにもなっていなかった。それは一瞬でも獅子の心臓の効果を取り戻したようだった。スバルは気づく。獅子の心臓の効果は心臓が自分の内側にあっても適用できると。ただ、無敵化する為に自分の時間を止めたら自分の中の心臓も止めなくてはいけないから、時間制限付きの無敵化だった。

レグルスは『あのさぁ君たち卑怯だと思わないのかな?二人がかりで一人をいたぶるような真似して』とあれだけ好き放題言っていたのに優位を失うと自分の不利を理由に相手を正当性を訴える。

スバルは『2対1は卑怯だから1対1で正々堂々戦う。それが戦いのあるべき形だとそういうわけか?』と聞くとそうだと言うレグルス。スバルは『お前の一騎打ち受けてやってもいいぜ』と言うと『そうだよそうこなくちゃ騎士が自分のご主人さまの後ろに隠れてるだけなんて事しないよねえ?』と言う。スバルは『騎士が戦うのが道理だ。だからまたになっちまうが、最後は任せる』そう言うと『わかったよ挑まれた一騎打ち騎士として受けよう』次の瞬間、夜空から真っ直ぐ舞い降りた騎士がいた。




レグルス・コルニアス

ラインハルトが空から帰還した。レグルスは『馬鹿な空の彼方まで投げ飛ばしてどうやって』と言うと『流石に空の彼方まで投げられたのはお手上げだった。ただ君は一つだけ間違えたね。僕を月に向かって投げるべきじゃなかった』レグルスは『は?』と言う。ラインハルトが今言ったのは月まで飛ばされてそれを蹴って舞い戻ったとしか思えないコメントだった。

『待て!こんなのおかしいだろぉ!?』というレグルスに剣聖はレグルスの股下から斜めに一閃、プリステラの全景が見渡せるほどはるか上空は打ち上げた。

『ありえないありえない。何円も何十年も百数十年もずっとこうして他のバカどもと違って大罪司教として全うにやってきた。初めて魔女因子に選ばれて権能を手に入れて、稼ぎの悪い癖に酒びたりの父親とグチグチ毎日不平不満を垂れる母親と僕の取り分まで目を光らせている兄弟達を皆殺しにして僕を小馬鹿にした連中もどうしようもんない村と家に押し込んだ町のレン中も村や町を放置していた運営している国ごと滅ぼして全部なくしてようやく僕らしい生き方に気づけたんだよ!僕は悪くない僕は悪くない!』などと長々と語るレグルス。

股下に剣撃が入る直前獅子の心臓を発動させ剣撃は無効化されたが小さな王が発動してない状態では5秒が限界だった。それ以上止めると心臓が動かせなくなる可能性もある。止められていた心臓が一気に動き出すの苦しみも回避できない。百数十年ぶりの感覚だった。プリステラで花嫁の空席がうまると福音書の記述された時はただ幸運に胸が踊った。

そんな時背中から衝撃を受け悲鳴を上げた。ラインハルトが雲が並ぶ上空まで到達していた。死の直感に獅子の心臓が発動した瞬間攻撃が来る。眼下に向かって凄まじい勢いで叩き落される。ぐんぐん近づいてくる地面へとレグルスは顔面から激突するが。ここでも獅子の心臓の効果は健在。




フォルトナの代わり

水に呑まれるように肉体が地面をえぐり、そのまま一直線に石壇を貫通し硬い岩盤を抜けて大地に侵入する。そんな中レグルスは気づいた。この落下速度を止められない。本来なら自分が触れたモノの時間を止めて自分の肉体がそれを破壊しないよう自然と権能を制御している。だが小さな王との連携が途切れ、意識的に獅子の心臓を操る必要がある今、自分の肉体以外への干渉は困難だった。

このままでは勢いが止まらず落ち続け大地の底へと到達する。横に限界がる大瀑布。縦にだって限界があるかもしれない。そして5秒が経過し迷ったが獅子の心臓を解除を決断する。全身の骨が砕け散る。

腹の中身もぐずぐずになり汚れを知らない白髪は血と泥に塗れ、潰れた下腹部から糞尿が垂れ流しになっていた。しかし驚くべきことにまだ息があった。おぞましいほどの生への執着。百年以上かけて練り上げこじらせた性根を欠片も損なわず生存に最適な判断を下す。

極々短時間の獅子の心臓の運用。5秒だけ利用し素手で大地を掘り地上へ戻るための行動を開始した。5秒が天国に思えるほどの苦痛を繰り返し味わう。『79番目の妻そのそもその番号が元々与えられていたのは寂れた森にいたエルフの女で、そこでは忌々しいペテルギウスもーーああああ思い出した!あの女だ。違うあの時のガキだ!79番目を迎えに行った時その周りをちょろちょろして泣きわめいたあのガキが今のあの女になったんだ!一目であの空席をあの女で埋めようと思った理由がわかった。母親の代わりなんだからあの娘が償うのが当然だったんだ。汚してやる奪ってやるペテルギウス。お前たちが大事にしていたあの娘を。』




溺死

そんな時レグルスは気づいた、うっすらと水が流れてきていた。それを理解した瞬間、喉を癒やすほどの水が欲しいと思う。獅子の心臓の効果が途切れた肉体の流れる時へ戻ったレグルスは百年以上の空白を経た食事の機会を求めた。そしてレグルスの望んだ通り頭上から水が流れてきた。歯がなくなり舌も千切れたが、水のうまさはわかった。

しかし流れ込む水の量が一気に増した。逃げ場のない土中に水が流れ込む。レグルスの体は泥臭い水の中に沈み自由が利かなくなる。それはレグルス自身が破壊し水浸しにした水路の水が流れ込んできていた。その水は尽きることなく穴へと注がれた。

レグルスにできることは獅子の心臓で命を守ることだけ。しかし5秒以上は続かない。獅子の心臓は何度でも発動できるが呼吸はそうもいかない。獅子の心臓を再発動するまでに数秒の感覚を開ける必要がある。無敵と瀕死が5秒間隔で切り替わり死が迫る。

レグルスは口を開けた。水が泥が流れ込み肺や内臓を侵されながらレグルスは最後の瞬間叫ぶ。あの娘に母親やペテルギウスの仇をとったなんて思われるのは御免だ。レグルスの死を喜ぶ感激すると考えただけで反吐が出る。自分の死がきっかけにあの娘の心に大きな大きな影響をーーぉ。

エミリアはスッキリしない顔をしていた。スバルは心配したが違うという。そして間を置いて『レグルスなんだけど、私はじめて見た時からどこかで会ってた気がして、それが思い出せないの』『レグルスって私とどこで会ってたんだろう』

レグルスが死の直前に考えたこと、エミリアに残した影響など何一つなかった。




都市庁舎での待ち伏せ

エミリアが『起きて』と声をかけていた。それは53人の元妻たちだった。一人も欠けることなく長い悪夢から開放された。彼女達は皆泣いていた。この結果はスバルでは出来なかった。エミリアが氷漬けになっていた過去もスバルがペナルティで痛みつけられた過去も全ては伏線だったと思えてきた。

そして戦いを終えたラインハルトはすぐに次の戦場へ向かって行った。そしてレグルスの死と共にスバルの中には、ペテルギウスが死んだ時に似た何かが胸の奥へ滑り込んできていた。

時間は少し遡る。非戦闘員ばかりの都市庁舎へ外から侵入者があった瞬間だった。『じゃじゃじゃーん!アタクシのおでまし!』色欲の大罪司教カペラだった。そこはフェリスと寝台にいるクルシュの一室だった。『血に負けちまいやがりましたかダメだろうと思ってたんですよ。そこそこ高貴な血だったろーに』と言う。カペラはクルシュに変異して『憎い相手が目の前にいるから刺せ』とフェリスに言ってくる。

フェリスはカペラを刺す。茶番を経て、クルシュの治し方を聞くも『血に負けた体の治し方はアタクシが知りてーぐらいですよ』と言う。そしてカペラの触手がフェリスを縛る。しかし寝台に寝ていたクルシュ、ではなく代わって寝ていたアナスタシアが高熱の熱線でカペラの触手をふっとばす。つまり、カペラが来ることを予期して待ち構えていた。

カペラが『猫耳もお嬢ちゃんもどっちもまともにアタクシとやり合えるように見えねーんですが?』と言うと、アナスタシアが爪先を叩く。すると部屋の底が抜けて一気に地下空間まで叩き落とす。カペラが『こんな歓迎早く戻って躾直して上げちゃわねーと』と言うと『戻れねぇよ』と声が聞こえた。『上で聞かされたろ?てめぇの動きはこっちの性格の悪い連中に見抜かれてんだよ。そんで性格の悪さでおれの姫さんより上がいるわけねぇっての』『お出迎え早々だが今日のオレは機嫌が悪ぃんだ。だからオレが死ぬ前にとっとと帰れや軟体生物』そこにはアルがいた。




20巻ネタバレ

本気

ガーフはカペラだと思っていた血の塊に全てを呑まれ動けなくなっており、第六感に頼るしかないほどだった。ガーフの体は小さく血の水面を割れないでいた。しかし生まれ持った力で大虎へと変化すると血の塊は弾けて飛び散る。しかしその瞬間クルガンからの連撃を受ける。さらに亜獣の群れが押し寄せる。しかしクルガンにも飛びかかる亜獣はガーフの攻撃を受け止めながら亜獣を爆砕する。

そしてガーフはクルガンに体を拘束されるも獣化を解き逃れる。そして地霊の加護を使い地面を隆起させクルガンを跳ね上げる。その隙をつきクルガンを抱え込み後ろの制御塔へ投げ飛ばす。続く戦いの中塔の最上階まで進んでいた。しかしそこにはカペラはいなかった。ガーフは制御塔は揺動だったと理解する。

その後ガーフはクルガンからの連撃を受けて倒れ意識が飛びかける。暖かく親しい誰かの声が聞こえガーフの腹の底から力が湧いてくる。やっとの事で起き上がりその目に強い光が宿った時、クルガンがついに鬼包丁を抜く。

一方、剣鬼と剣聖の戦いは、磨き上げられた剣技が交錯する。しかしヴィルヘルムはテレシアに脇腹をえぐられる。死神の加護により出血は止まらない。脱いだ上着を巻いて止血。2人の戦いは続く。

さらにユリウスはロイにアル・クラウゼリアを放つも顔面すれすれで交わされていた。『僕たちの憧れだったんですよ。兄様は。そんな兄様が必死に努力した魔技、俺たちが知らないわけないじゃないかッ』と言うロイにリカードが斬りつけるもそれも交わされる。ロイは短剣でリカードの毛皮の薄い箇所を狙い撃ちしていた。達人の領域にある技量でロイは着実にリカードの戦力を削ぐ。




月食

ユリウスが準精霊を使った攻撃も交わされロイに蹴りを入れられる。ロイのユリウスとリカードを見知ったような言動にユリウスはこれまでに出したことのない攻撃でロイに蹴りを入れる。

そこでロイが『月食』と呟くとユリウスに掌底を食らわせその強さにふっ飛ばされ、リカードがユリウスの勢いをなんとか受け止める。『俺たちはしがない魔法使い』そう言うロイが水路の水を水竜のように操りリカードに魔法を放つ。リカードは咆哮波で水を霧散させる。

そしてロイはユリウスの幼少期のリンガに纏わる記憶や弟の病弱な記憶を話すが、ユリウスは何の事かわからない。ユリウスは怠惰を屠った6属性の一撃を叩き込む。しかし『絶掌』黒い掌が剣を砕き、『逢魔術師』背後で展開された魔力が虹の輝きを相殺し、『双剣の蛇』短剣で斬撃の嵐が襲う。

『兄様はリンガを取ってくれた。だから僕たちは兄様が憎かったのさ』そして肘で切断された腕が宙を舞った。

場面は変わり、プリステラの細かい水路が入り組んだ『水路街』の区画の中央広場でバテンカイトスとの戦いが続いていた。オットーが言霊の加護で操った水竜達に食べられたバテンカイトスだったが逆に水竜がやられていた。

そしてフェルトがロム爺とエッゾ(新たに加入したフェルト陣営の魔法使い)によればラインハルトすら無事じゃ済まないというミーティアを宿に取りに行く途中だったという。オットーはミーティアの威力を信じフェルトが取りに行く時間稼ぎをすることに。それを邪魔しようとフェルトに向かうバテンカイトスが刃で狙うもガストンが胸板だけでその短剣をへし折る。




奪う瞬間

バテンカイトスは鍛えたであろう攻撃をしてくるが、何かおかしいと感じた。名前と記憶を奪われたという部分だけに目が行き、想像していなかった先に暴食の強さの秘密があるとすれば。

そんな中バテンカイトスがエル・ヒューマを白竜の鱗に向けて放つ。それをガストンが庇うもどちらも負傷した。そしてバテンカイトスは負傷した白竜の鱗の肩に触れ「ヒックス・ハルトマン」と囁き左の掌をぺろりとする。その瞬間オットーはダイナスにそこに倒れているのは誰か聞くもダイナスは知らないと言う。お前なにをしたというダイナス。

そしてバテンカイトスは笑いながら『お前なんて水臭いなダイナス。古い付き合いじゃないか。故郷の浄化もあと一歩ってとこなのに、そんな言い方したら傷ついちまうだろ?』と言う。ダイナスがお前どこでそれをと言う。バテンカイトスは『俺たちはお前の頑張りを知ってるよ、ダイナス。ミリアンもメィリィの事も守れなかったのはお前のせいじゃない。ただ運が悪かっただけさァ』と言う。

この様子を見てオットーは暴食の権能だと確信する。そして『皆さんにお願いが。今後絶対に僕の名前を呼ばないでください』。暴食には食べる手順がある、それは名前を知ること。そして手で触って食べる事。しかしガストンもダイナスもそもそもオットーの名前は知らなかった。

そしてオットーが割り込めないレベルの攻防が繰り広げられるもそこにオットーが不意打ちでバテンカイトスに飛びつく。すぐに吹っ飛ばされるが仕込んだ魔石爆弾でバテンカイトスのボロ布が吹き飛んだ。するとバテンカイトスの身体には鞭打ちや焼きごてなどの拷問の痕、刃物の傷跡などありとあらゆる暴力が刻まれた痕があった。それを見てオットーは何か思うも『つまらない想像するんじゃないのよ、いらん後悔が募るだけかしら』そう言ってそこにベアトリスが現れた。




7つの魔晶石

ベアトリスの名前を呼ばないようにしていた時、バテンカイトスがベアトリスの名前を呼ぶ。ベアトリスが『お前どれだけの人間を溜め込んでいやがるのよ』と言うと、ロイに比べたらマシで、手当り次第のロイは厳選する俺たちは量が桁違いだと言う。ロイを悪食と呼び、自分を美食家だと称する。

『ロズワール・L・メイザース辺境伯が使用人筆頭、今はただ一人の愛しい人。いずれ英雄となる我が最愛の人、ナツキ・スバルの介添え人、レム。だったかなァ?』とバテンカイトスが唐突に言い始める。『会わせておくれよ愛しの英雄様に!俺たちの英雄が僕たちを裁きにきてくれたはずなんだよォ!』と言う。

これを聞いてベアトリスは『こいつだけはスバルに会わせるわけにはいかないのよ、こいつと会えばスバルは傷つく』そしてオットーが僕たちだけで仕留めましょうと言う。

スバルがいないもののベアトリスはエル・ミーニャを放つ。物凄い威力の紫の結晶がバテンカイトスを襲う。しかしそれを砕かれる。『大技が使えるのはあと5発だけかしら』と小声で言い、その時ベアトリスの懐の魔晶石が1つ砕けた。残る魔晶石は6つ。一つは確保しておきたい事情があるので使えるのは後5つ。ベアトリスはシリウスらとの戦いで全てのマナを使い果たし、今はスバルがいないと魔法は打てなかった。ベアトリスが持っていた7つの魔晶石はこの街へ来た目的、パックの復活に必要な強力な魔晶石だった。

ガストンは体内のマナを循環させる戦闘技法『流法』を努力で鍛錬してきた。しかしそれも凡人の域は出ずバテンカイトスに血を吐かされる。さらに白竜の鱗3人が暴食の被害を受け倒れ、忘れ去られる。




ルイ・アルネブ

ベアトリスはウル・ミーニャにシャマクをし3つ目の魔晶石が砕ける。そんな時フェルトが戻ってきて、そのまま持ってきたラインハルトにすら効くという棒状のものをバテンカイトスに叩きつけるが効かず、フェルトの顔面を触りバテンカイトスが食事する。

しかし、バテンカイトスは嘔吐する。その瞬間ベアトリスが『構えるかしら!』そういってフェルトの棒状の物を一緒に持ち直す。使い方が間違っている事をベアトリスは知っていた。そして懐の2つの魔晶石が砕け、その『ミーティア』から白光が放たれる。避けようとした時倒れたガストンがバテンカイトスの足を掴んでいた。そして後ろの建物が光の形にえぐれバテンカイトスも大の字に倒れていた。

ベアトリスは『これはお母様、昔偉大な魔法使いが龍への嫌がらせの為に作ったものなのよ。どこにいったかわからなくなってたはずが因果なもんかしら』と言う。

ダイナスがバテンカイトスを拘束しようとした時、全身から血を吹き、ベアトリスをかばったオットーの足の肉がえぐられていた。『ホント、出来の悪い兄を持つと妹ってのは苦労させられるんだからサ』と声が聞こえた。そこにいたのは40歳に迫ると思われる一切見覚えのない男だった。

フェルトが誰だと聞くとむしろあたしたちのほうが聞きたいと言う。『まさか私たち相手に偽名を使うなんて賢いんだからァ』と。オットーは息も絶え絶えに『あなたは暴食ですか?倒れていた暴食がいません。それにあなたの着ているボロ、あの大罪司教が着ていたもので』と聞く。

すると男の姿が陽炎の如く歪んで見え、そこにいた男の代わりにフェルトと年齢の変わらない少女が素足でそこに立っていた。『魔女教大罪司教暴食担当ルイ・アルネブ』そう名乗る。




暴食遭遇戦決着

意味不明だった。戦っていたはずの大罪司教はライ・バテンカイトス。それが今別の姿で別の名前で、そしてその中身まで変わっていた。フェルトはふざけんなテメーと言うと、『何が偽名だアタシはもう15年もロム爺にもらったフェルトって名前で生きてきてんだ。それが嘘だなんて冗談じゃねーぞ』と言う。

ルイは『そっか当人に偽名の自覚がないんだ?じゃああなたの名前はフェルトじゃないんだよ。育ての親がくれる前のホントの名前があるってこと』と説明する。そして今日はここで引っ込むと話し『お兄ちゃんはボロ負けだし、兄様だってあの女の言いなりだもん。あたしたちは美食だの悪食さのどうでもいいからサ』『食事は何を食べるかじゃなくて誰と食べるかなのにサ』と言う。

ベアトリスとフェルトは戦うか見逃すかの選択に迫られる。そして動かないベアトリス達を嘲笑して広場の影の中へ溶ける。目の前には倒れているオットー、ガストン、ダイナス、白竜の鱗がいた。

助けるにはベアトリスの魔法しかない。懐にある魔晶石を確認し『にーちゃに顔向けできないかしら。スバルにも抱っこはお預けなのよ』と言う。

フェルトは『チクショウが!』と水路街に声を響かせ、ここに暴食遭遇戦は決着した。




暗躍

場面は変わり、カペラはアルが『オレが死ぬ前にとっとと帰れや軟体生物』というおかしい言葉に笑っていた。そんな中潰れた顔が修復されていく。そして『クソ面倒なことやらかしてくれやがった野郎がいやがりましてね?』『たとえば何時間か前に水門を開けて街の半分を水浸しにした野郎の正体とか』とカペラが言うとアルは『何の話だかさっぱりわからねぇな』と言う。

カペラが『暗躍してたのがバレると都合が悪いとか?アタクシの欲しがってた魔女の遺骨その在り処を知ってる連中が次々と死にやがってたみてーなんですが』と言うとアルが『てめぇは俺が知っている大罪連中とはずいぶん違ぇんだな』と言う。カペラは『親に言われませんでした?友達は選べって』と言うとアルは『あいにく俺の友達が親にそう言われるタイプだったんでな』と言う。

そんな中、カペラは顔が見えないはずのアルの様子を見て、どんどんプリシラに似た姿に変貌していく。そして2人は戦闘に。次々と襲いかかるカペラが変貌した狼や大蛇。アルはドーナでせり上がる土壁と天井でカペラを挟む。そのまま首を青龍刀で切断。カペラから血が吹き出し、クルシュの血に負けた様子を見て避けるはずがそのままアルは突っ込みカペラの背中から心臓を突き刺す。さらに青龍刀の先端を起点にエル・ドーナを放ち体の内側から爆ぜる。

しかし首を飛ばして心臓を壊してもまだカペラは生きていた。首の断面から黒い肉が溢れ出し体を作った。飛び散った別の体はいらないので溶けるそう。そして私の血が怖くないのかと聞くとアルは『ハッタリかますんじゃねえよ。何の条件があるかまでは知らねえがただ浴びただけでやべえ毒じゃねえってのは確認済みだ、必死に避けまくって損したぜ』と言う。




領域の被害者

カペラは『避ける素振りなんて見当たりゃしませんでしたが?』というとアルは『てめぇの知らない間の話だよ。首も心臓もだめ、体爆発させても無効。次は飛ばした頭を叩き潰すしかねぇか。』と言う。

その後もアルは20回ほど致命傷を与えたがことごとく再生された。カペラが『それにしても何回やったらアタクシを本気で殺せますかね?』と言うとアルが『確かにオレが百回死んでもてめぇを殺せるか怪しいとこだ。実際もう半分くらいいってんだが、けどてめぇこそ考えが甘いんじゃねえのか?』と言う。

そっちの考えがお見通しだが、決め手がオレだと思うかよ?と話すもカペラはじゃあやったらいいじゃねーですかと急かす。アタクシを騙すだってんなら許さねーですがと言いながら黒竜に化ける。そしてアルは『クソ・・今回は被害者のほうで本気で運がねえ』と言う。

しかしアルがカペラを挑発すると詠唱をする。魔法で柱が崩れると地下空間が崩落する。『てめぇの事を考えて一生懸命準備したよ。普通に愛じゃなくて敵意で』と言うと横の亀裂から水路へ飛び込む。

アルは片腕ながら一通りの場面の対処法は見つけてあるようで地上へ戻りアナスタシアとフェリスと合流する。そしてカペラは下敷きになったものの・・・という話をする。

そしてフェリスがアナスタシアが魔法を使った事を話すとアルが突然アナスタシアへ青龍刀を向ける。




亜獣の群れ

アルは『アナスタシアができないことをしてるからだ。いったいてめえは何を企んでいやがった?』と言う。フェリスがなんとか仲裁すると『何だ殺し合いに発展したりしねーんですか』と声が聞こえた。

振り返るとそこに掌より小さな鼠がいた。それが数百匹。それが重なり合いカペラになる。アルは『領域も解けてやがるし、あいつの権能はオレと相性最悪なんだが・・』と言うが、カペラは今日はここで引き上げだと言う。福音書の記述に従うよう。

そしてカペラが手を叩くとそこらじゅうから亜獣が出現する。アルは今は逃げると判断をしケツを持つからとアナスタシアとフェリスを逃し、迫る亜獣を青龍刀で切り落としていく。

カペラが笑いながら闇の中に溶けていく。

八つ腕のクルガン

『八つ腕』のクルガンはヴォラキア帝国で語り継がれる伝説。亜人族は人間に比べてマナへの適性が高いが多腕族はそれに恵まれなかった。多腕族は腕が3本以上の種族だが、その見た目と魔法適性から劣等種族と言われてきた。しかしクルガンは境遇を根本から変えた。

多腕族は平均4,5本の腕を持って生まれるがクルガンは8本だった。穏やかで戦いを避ける気性のものが多数だったが、クルガンだけは尽きぬ闘争心を内に秘めていた。そんな時、移住先の領主と諍いが生じ、領主は立ち退きを求め兵士を差し向けた。クルガンはそれを皆殺しにし領主の館まで攻め上がった。しかし領主を殺すことはせず、力を示したと話し領主の私兵の座を勝ち取る。その後数々の武勲を立て伝説となる。

鬼包丁の一撃を盾で受けたガーフは吹っ飛ぶ。石壇に刺した腕を振り上げ叩きつける。鬼包丁で急造の壁をぶち壊しガーフの顔面を捉えるもそのまま鬼包丁を食い止める。歯が折れながらも獣化が進みそのまま鬼包丁を噛み砕く。獣爪を振り抜き互いにもつれ水路へ落ちる。

水中で殴り合いを続けるが、生者には酸素が、屍には必要ない。水の流れが強く水面に顔を上げられない。そんな時クルガンが鬼包丁で水路の壁面を断裂させる。その行動の真意は不明だがガーフは凄まじい勢いに流され、結果水中から解放される。そんな時『ゴージャス・タイガー?』そう声が聞こえた。

ガーフが流された先は避難所の一つだった。そこにいたのはフレドだった。しかし直後、真横から水飛沫が上がりクルガンがガーフに拳を叩き込む。2撃は防げても残りの6撃は防げない。




見事

血に塗れたガーフは立ち上がりぶつかり合い両者が弾き飛ばされる。ガーフはクルガンの姿に水路から救ったのは、戦士との戦いを求めているからだと思った。この2日間ガーフを裸にされた心に熱を入れてくれたのはクルガンだった。

ガーフはそこにいた避難民にいつまでそこにいると言うと、ラフィールがフレドを守るように抱き締めながら『ゴージャス・タイガー!』と言い、さらに避難所の一人の男が『勝ってくれ!』そう声を上げる。『戦って、勝って!』『負けないで!』気づけば少年の声を始めとした熱気が全ての人に伝染し誰一人逃げようとしなかった。

ガーフが『大将、やっぱり演説が効きすぎすぎちまってんだよォ』と呟く。声援が止まない。知らない間に生まれていた姉弟。ガーフは無言の闘神に『本当に悪ぃな。あんたにゃあ迷惑掛けっぱなしだ、特に一番うるせえのあいつら俺様の弟と妹なんだよ。あとでちゃんと言い聞かせておくからよ』と言う。『超最強の盾、いィやゴージャス・タイガー、ガーフィール・ティンゼル』そう名乗る。無言のクルガンが鬼包丁を擦り合わせ迫る。

クルガンの8撃が襲いかかり防ぎ右腕が潰され、意識が飛びそうになる。地霊の加護を使い大地を隆起させ一瞬の隙に6撃まで交わす。7,8撃目で最後の鬼包丁の斬撃が来る。それを左腕の盾で受け止めるも破壊され両腕が使えなくなる。しかし前の攻撃でクルガンの鬼包丁を持つ腕の受けた傷が開くも死者であるクルガンはその影響を見逃した。

ガーフは咆哮を上げ生命維持に必要な重要器官を根こそぎ噛みちぎる。クルガンの首半分をえぐりとり、肉を吐き出す。致命傷を受けても堂々と仁王立ちするクルガンは地べたに倒れているガーフに向かい『ーー見事』そう言って戦士を称賛する。クルガンの体は一瞬で崩れ落ち灰と化した。




集うアストレア

死にそうなガーフは地霊の加護で傷を修復する。弟と妹が駆け寄ってくる。すぐに治療師を呼ばないとというラフィールにガーフはその前にやらないといけない事があると話す。フレドが腰巻きを探ってくれて対話鏡を取り出す。色欲が制御塔にいなかった。それを伝える為に相手の応答を待った。

場面は変わり亜獣に追われる3人組。道を見極める余裕もなく飛びかかってくる亜獣を切り払う。そんな中2つの人影が駆ける。その人影の足は遅く、追いつかれるのも時間の問題に見えた。

『よい。その願い慈悲深い妾が聞き届けてやろう』その瞬間、炎が舞い亜獣の断末魔が響き渡った。そして『尽きぬ夢の溺れる亡者の群れよ、讃えられることなき神々よ』とある叙情詩の一節が歌われる。

さらに場面は変わり、ヴィルヘルムとテレシアの戦いはどれだけ時間が経ったのかわからない。視界にはガーフとクルガンはおらず制御塔が崩れる様子も見た。あの若者が目的を成し遂げてくれたのなら感謝に堪えない。彼のおかげで再び極限へ挑めるのだからと思う。

『別れ際を覚えているか?大征伐の折、お前は止める私を振りほどいてこの肩に癒えない傷を刻んだ。あのときの言葉を一言一句忘れていない』テレシアはこう言っていた『戻ってきたらあの日聞けなかった言葉を聞かせてちょうだいね』そして『あの日の約束を、果たしにきたぞーっ!』テレシアの長剣をことごとく打ち払う。軌道がわかる。次に彼女がどこを狙うのか手にとるようにわかる。癖が同じ、技が同じだ。

こみ上げる激情の中、渾身の一撃を放ち女の首と胴を振り切ろうとした。そんな時『親父?』と距離がある場所からハインケルの声が聞こえた。




龍剣レイド

その瞬間渾身の一撃が鈍り目的を遂げられなかった。なぜ無視出来なかったのか。集中が途切れヴィルヘルムの右足は長剣で貫かれていた。トドメを刺しに来る瞬間、刺し違えてでもテレシアを止めると決意したヴィルヘルムだったが、その瞬間は訪れなかった。

『ま、まて待ってくれ!テレシア!』ヴィルヘルムは叫んでいた。テレシアの足が向く先にはハインケルがいた。『やめろテレシア!そんなことが許されると思うのか!?私と戦え!俺を見ろ!テレシア!』しかしテレシアは振り返らない。

『テレシアって嘘だろ?そんなはずがねぇ。お袋のはずが・・』『違う!お袋じゃなくても親父が負けるわけが、それでなんなんだよ!何してんだよ!』とハインケルが言う。

死神の剣が天へと突きつけられた時『そこまでだ』と声がして、そこには龍剣レイドを握った剣聖がいた。

龍剣レイドは謎の多い剣。アストレア家に伝わる宝剣だがどこから賜ったものなのか伝えられていない。剣聖にしか抜く事ができず、剣聖にさえ必要なき時以外は抜く事ができないとされる。『魔女』を斬り、龍を斬り、鬼神を斬ったとされる聖剣。その逸話は尽きることがないが、確かな事は龍剣が抜かれて何も斬らずに鞘に戻ったことは一度もないということ。

ヴィルヘルムがラインハルトが戦場に立つその姿を目にするのは実はこれが初めてだった。ヴィルヘルムが大征伐でテレシアを失ってから敵討ちのためにアストレア家を出て息子や孫との確執は15年経った今でも埋められていない。この15年一度として家族の方を向いてこなかった。息子の堕落も孫の成長と責任も何一つ見ようとしてこなかった。




願ってはいけない愛情

だからこそラインハルトの姿に今圧倒される。ヴィルヘルムはテレシアを初めて見た時永遠に届かぬ剣への頂点を感じた。それでも腐らず剣を振り続けやがてあの域の末端に指をかけた。なんと狭く矮小な視野だったことか。質が違う。高みが違う。何もかもが違う。あれは届く届かぬと行った次元の存在ではない。

正面の剣聖と距離をとったテレシアが長剣を構える。『待て!テレシア!こっちを俺を見ろ!』剣鬼が吠える。『なんなんだよ、なんで俺は俺が何をしたってんだよっ』ハインケルが呟く。自分の息子が母親と相対している事実を受け止められなく、とっくに心は限界を超えてしまっている。

『死者は動かない。死者にその先はない。僕はその不条理を許さない』ラインハルトが構え、2人が激突する。『やめろーッ!』ヴィルヘルムの声は届かない。『殺さないでくれ・・』封じ込めていた感情が、願ってはいけない愛情が溢れ出た。『それは俺のテレシアなんだーっ!』

『お祖母様は15年前に僕が殺した』『ここにいるのは、ただの偽物だ』ラインハルトが龍剣を振るう。

回想。『兄さん次の剣聖はあなたの娘だ』先代の剣聖である叔父は姪の欺瞞を容赦なく暴いた。アストレア家の人間は代々剣聖を輩出し続ける家でテレシアは先祖のレイド・アストレアが好きではなかった。自分の生まれ持った死神の加護を恐れていた。不慮の事故でもテレシアの加護は機会を選ばない。だから剣から遠ざけようとした。

剣聖の加護が宿ったのは、庭の手入れをしている最中だった。『剣を持ちなさい、テレシア』部屋に閉じこもっていたテレシアを容赦なく外に連れ出し叔父は必死に抵抗する彼女にそう言った。




テレシア・ヴァン・アストレア

泣き喚くテレシアに同じ言葉を繰り返す。何度拒絶しても叔父は木剣を握らせた。テレシアの正面には4つ上の一番上の兄がいた。テレシアには兄弟が3人。兄が二人と弟が一人いた。長兄は優しく人の良さが顔立ちに現れた人物で可愛がってくれて大好きだった。隙だらけだ。兄を見てそう考えた自分に愕然とした。

兄はテレシアとの戦いを嫌がり、傷つけないように木剣を叩き落とそうとしてくれているのを、それがわかった。テレシアはふと我に返るとテレシアの木剣は兄の喉元に突きつけられていた。『次の剣聖はテレシアだ。間違いない』そういった叔父と兄の瞳がテレシアの心を砕いた。テレシアは絶叫し半狂乱になり、血を吐くほどに悔やんで後悔して剣聖になった。

王国最大にして最悪の内戦、亜人戦争が始まった。王国はこの未曽有の事態に剣聖の投入を決断した。しかしテレシアはその不安を誰にも打ち明ける事ができなかった。そんな彼女に気づいてくれたのが兄だった。テレシアは戦いたくない。泣いて喚いた。『お前は大事な妹なんだ。そのお前が嫌だって思うんなら俺がお前を守ってやらなきゃいけない。俺はお前の兄貴なんだから』『お前に負けて悔しかった。でも俺はやっぱり剣が好きだったんだよ。この家に生まれて弟やお前がいて感謝してる。剣に感謝してるんだ』そう笑顔で言った兄の言葉を聞いて自分の愚かしさを呪った。

それから数年。テレシアが戦えなかった初陣は大敗を喫した。優しくて無茶な頼み事も聞いてくれた長兄テムズ。少し意地悪だけど仲直りする時はいつも先に謝ってくれた次兄カルラン。怖がりで泣き虫で小さい頃はテレシアにべったりだったかわいい弟カジレス。みんな戦えないテレシアの代わりに戦場へ向かい命を落とした。『無理ばかりさせて悪かったテレシア』先代剣聖として全軍を鼓舞して回った叔父も戦死した。




刺々しい気配

叔父は叔父で自分と同じ経験をした事があった。だから王国の為にテレシアに多くを求めそれが残酷な事だったと最後に言葉を残した。あの一言でテレシアは叔父を恨む事ができなくなっていた。ならば誰を恨めばいいのか。

亜人戦争が始まって5年。テレシアは19歳となりどんよりした王都を避け内戦の影響で開発が中断していた区画に行き、役目を果たせない場所に親近感を覚えた。誰も訪れないその場所に一面黄色い花が咲き乱れる花畑があった。そこに花の種をまいた。『水もあげてないのにこんなに育って。あなたたちは凄いね』テレシアが自分の弱さを嘆く合間も花は美しく咲き誇り、その強く気高い花の在り方に泣きそうになる。

そんな時刺々しい気配に気づいた。長く頭の後ろで縛った焦げ茶色の髪。整っているのに刺々しい目つき。しなやかで鍛え上げられた肉体と全身から溢れ出している猛々しい剣気。テレシアにはその青年が一本の抜き身の剣に見えた。

『こんな朝早くにここにくる人がいるのね。こんなところで』友好的に話しかけるテレシアに青年はあろうことか無言で剣気をぶつけてきた。『どうかしたの?怖い顔して』青年は肩透かしを食らったような顔をした。それきり彼はテレシアが剣気に気づかないぐらい戦いと無縁な素人だと判断したようだ。実際それは間違っていない。テレシアには実戦の経験も剣を振り続けてきた実績もない。

『女が朝っぱらからこんな所で何してやがんだよ』無作法な言葉で青年は応じた。その後もテレシアと青年の出会いは度々繰り返された。




自由にならない鋼

興味のないふりをしながらも青年の剣技を盗み見るテレシアは思わず感嘆する。それが洗練された剣とは言えなかった。テレシアから見ればわかりやすい欠点はいくつもある。しかし青年の剣はそれを補って余りある情熱があった。剣に全てを捧げる。兄弟達も捧げていたと思っていたがとんでもない話だ。本当に剣しかない。そんな青年の情熱がここにある。

『バカみたい』青年の剣を見守りながら自分の頬が熱くなるのを感じた。彼が一心不乱に目指す場所に自分の存在がある。どんな名剣だろうとその本質が見え自在に扱うことができる。テレシアの手の中で裸にならない鋼はない。彼だけだ。テレシアの自由にならない鋼は彼だけだった。

『ヴィルヘルム・トリアス』出会ってから3ヶ月後に名前を交換した。彼は頑なに名前を聞いてこなかった、やっと名前を交換できたのもテレシアが意を決した結果だった。『今まで花女って頭で呼んでた』なんて失礼なヤツだと思った。

『花は好き?』『いや、嫌いだな』とっておきの花畑を見せた時ですらこの返答だった。『花、好きになった?』『いや、嫌いだな』『どうして剣を振るの?』『俺にはこれしかないからだ』いつしかそのやり取りだけは欠かさず繰り返されるお約束になっていた。その日テレシアの方が先に広場に到着した日だった。広場の入口に彼の姿が見えた。突然ヴィルヘルムの感情が決壊した。目を見開き唇を震わせ顔を手で覆った。しかしテレシアは人との関わりを断ってきたからその対処法がわからなかった。

『花は好きになった?』自然といつもの問いかけが出た『嫌いじゃ、ない』いつしか彼の答えが変わるのを恐れていた。『どうして剣を振るの?』『俺にはこれしか守る方法を思いつかなかったからだ』

白い線をなぞる

それ以来二人の間でお約束の言葉が取り交わされる事はなくなった。代わりに交わす言葉が増え笑顔の数が増えた。『叙勲の話がでて騎士になった』妙に熱の入った態度だった。『そう、おめでとう、一歩夢に近づいたじゃない』テレシアはわざと素っ気なく答えた。

故郷を焼かれたヴィルヘルムが単身で戦場へと身を投じた。その報告を聞いた瞬間テレシアは血の気を失い思わずその場に膝をついていた。『剣を持ちなさいテレシア』脳裏に懐かしい幻聴が聞こえてくる。

テレシアが戦わなかった事で大勢が犠牲になった、だけど彼だけは渡さない。あの剣はあの鋼は私だけのモノなのだから。

ヴィルヘルムの故郷の戦線はもやは完全に崩壊していた。テレシアは嘔吐感を堪えヴィルヘルムの姿を探した。今まさに倒れるヴィルヘルムへ亜人が剣を振り下ろさんとしていた。『死にたく、ない・・』ヴィルヘルムがそう言った瞬間、テレシアの手にした長剣は音もなく亜人の首をはねた。直後、テレシアに四方から殺意が降り注いだ。

軌道が全て見える。テレシアは目に見える白い線を剣先でなぞった。不思議なことに空中にいくつも白い線が浮かびそれをなぞればいいのだと本能が理解した。白い線をなぞられた亜人たちが両断される。剣聖の加護が死神の加護がついに機会を得て爆発する。

再会は約束しなかったが、あの広場に行けば会えると確信があった。『俺を笑っていたのか?』『答えろよテレシア・ヴァン・アストレア!』『もうここにはこないわ』『そんな顔して剣なんて握ってるんじゃねえ』




剣を振るう理由

『私は剣聖だからその理由がわからないでいたけどやっとわかったから』『理由だと?』『誰かを守る為に剣を振る。それ、私もいいと思うわ』この殺戮の力で彼を守り、家族を守り、王国も全部守ってしまって剣聖になるのだ。

『待って、いろ、テレシア・・』『俺がお前から剣を奪ってやる、与えられた加護も役割も知ったことか。剣を振るうってことを鋼の美しさを舐めるなよ剣聖!』

亜人戦争が終結し、最も決着に貢献した剣聖をお披露目する記念式典の最中、儀礼用の剣を手にしたテレシアは自分の正気を疑った。そのテレシアの前で剣士は、剣気が錆びついたナマクラを構えていた。合図はなかった。二人の剣が同時に走り、剣神が愛し子に見せる勝利への道筋が走る。剣でなぞれば相手を殺す。それをただの研鑽だけで突破する。

剣撃を重ね、白線が断ち切られ視線が絡み合う度に恋をする。自分の力で、自らの執念で剣に捧げ尽くした全てで剣神から女を奪う。何千回、何万回、何億回、自分を想って剣を振っていてくれたのか。剣撃が交差し幾度も打ち合い、やがてーー

『俺の勝ちだ』儀礼用の剣はテレシアの手を離れていた。『俺より弱いお前に剣を持つ理由はもうない』『私が剣を持たないなら誰が』『お前は俺が剣を振る理由になればいい』『花は好き?』『嫌いじゃなくなった』『どうして剣を振るの?』『お前を守るために』

限界だった。剣を手放した瞬間から剣神の声はもう聞こえない。ヴィルヘルムしか見えない。感じない。彼の胸に寄り添い目を閉じるテレシアにヴィルヘルムの唇が重なった。愛おしさが膨れ上がりテレシアの世界が一変する。




白鯨大征伐への参加要請

『私のこと愛してる?』『ーわかれ』ぶっきらぼうな返事で顔を背けられた。『言葉にしてほしいことだってあるのよ』『いつか気が向いた時にな』

結局その後もヴィルヘルムは一度だってその答えを口にしなかった。夫婦としての時間は穏やかに過ぎていった。約束通り、ヴィルヘルムはあれ以来一度もテレシアに剣を握らせなかった。二人の間に生まれた子ハインケル。初孫となるラインハルト。

誰より剣に真摯であろうと努力しついに報われなかったハインケルも。眠り姫という病に侵され最愛の夫とわが子を望まぬ孤独へ追いやったルアンナも。一人が背負うにはあまりに酷い宿命を背負うことになったラインハルトも。誰も悪くなんかなかった。

その事に気づけたのに何もしなかったテレシアこそが罪人だったのだ。『私は反対だ!お前は何を考えている!』名ばかりの剣聖に10年ぶりに王国から声がかかった。三大魔獣の白鯨討伐を目的とした大征伐への参加要請だった。

『いったい誰の入れ知恵こんなこと・・』ヴィルヘルムは誰の発案であるか気づいた『あの馬鹿野郎、恥を知れ』『それを私やあなたに言う資格はないわ』息子の事で悔やんでいるのはヴィルヘルムも同じだった。

この時、王城は未曾有の事態に混乱状態であり、王弟フォルドの息女が何者かに誘拐されその行方を近衛騎士団は全力で探さなければいけなかった。故に剣鬼の同行しない大征伐へ剣聖の加護を継承したままでいるテレシアが参加を要請された。




肩の傷

『ヴィルヘルム、私のこと愛してる?』テレシアは微笑んだまま夫の肩に手を滑らせ傷をつけた。夫と結ばれて以来自分の意思で制御できるようになった死神の加護で傷をつける。

『これであなたは私を追ってはこれないそれをしたら傷は塞がらないんだから』『それでこんな馬鹿な真似を?言っておくが私は血が止まらなくてもお前を追うぞ』『それをされたら意味がなくなるじゃない』

『その傷そのままにしておきます。あなたが私を追ってこないようにお互いの仕事が終わったらちゃんと塞いであげる』『大丈夫私を誰だと思っているの?この世界であなたの次に強い最強の剣士よ』『50近くにもなって若者に張り合っても・・』

『愛しているわヴィルヘルム』『ーーー』『ええ、それでいいの。その答えは次に』『次?』『戻ってきたらあの日聞けなかった言葉を聞かせてくださいね』

記憶が吹き飛ぶ。白鯨を倒すために出陣した軍勢は壊滅状態に陥っていた。何が起きたのかとっさに思い出せない。白鯨相手に一歩も引かず一線を退いていた自分でも役に立つのだと。そこまで考えて違和感に気づいた。剣聖の加護の感覚を感じなくなっていた。『ラインハルト!』瞬間自分にあった加護が誰に継承されたのか手にとるようにわかった。

その感覚は剣聖に憧れ続けたハインケルへの裏切りだったかもしれないが、それを咎めるのもその時間も残されてはいなかった。




パンドラの出現

『あら、こんなところに女性が一人、ずいぶんと勇ましいものですね』場違いな声がしてテレシアは戦慄に振り返る。濃霧の中から白金の髪をした少女が現れる。『嫌われてしまいましたね』抜けなくなった龍剣を放り捨て、足下の長剣を拾い斬りかかった。

普通であればしない判断。しかしここは白鯨の霧が支配する死の世界。そこへ悠然と歩みだした少女など奇怪を通り越して危険でしかない。

『あなたを理解したいのです』次の瞬間、声に鼓膜をくすぐられ意識が闇へ落ちる。空から落ちるように意識が下へ下へと向かう。ただ、孫の未来を息子の心を二人をつなぐ花嫁を思う気持ちが駆け抜ける。そして最後に『ヴィルヘルム』愛しい男の名を呼んで意識は完全に消えてなくなった。

場面は戻り『情けない、顔』そこにはぐしゃぐしゃの顔があった。髪は白くなり年季の入ったシワが増えてこれはこれでかっこいいと思ってしまうのは仕方ない。夫の顔だ。あの別れからずいぶんと時間が経ってしまったようだけれど。

近くにはハインケルとラインハルトだろうか。二人の気配も感じる。アストレアの男が三人集まって見送りに来てくれたのかもしれない。

『テレシア、私は・・』ヴィルヘルムが息を詰まらせる。『ね、ヴィルヘルム』自分の声は掠れていてなのに妙に若々しい。もうおばあちゃんのはずなのに。残された時間はあまりないのにただ見つめ合うだけで時間を浪費してしまった。でもそれでもいい。テレシアから伝えるべき言葉は十分に伝えた。




一目惚れ

だから言葉が必要なのは彼の方。待たせはするけど必ず期待に答えるそういう男だから。『お前に言わなくてはならないことが・・ある』『私は口下手で自分の考えもうまく伝えられず、お前にも苦労をだから二十年以上もお前に一度も・・』

『二十年、不安にさせたかもしれん。だが私は・・』『馬鹿な人』うまく話せない姿に黙っているつもりが堪えられなくなってしまった。本当にこの男何を言ってるんだろう。『本当に気づいてなかったの?』『あなたはずっと言ってくれていたわ』言葉にしていないだけで隠し通せているつもりだったのだろうか。

『あなたの目があなたの声があなたの態度があなたの行いが、ずっと』テレシアに向ける全てがこの人の心を何よりはっきり伝えてくれていて。『私はお前を』『あなたは私を』だから十分だった。『ーー愛している』

最初から最後まできっと恵まれた人生だった。最後に一つだけ心残りがなことがある。『実は一目惚れだったんですなんて知ったら、あなたはどのぐらい驚いてくれましたか?』

互いに愛の言葉を交わしたのが最後だった。テレシアの姿が瞬く間に形をなくして崩れ去る。『これで満足か?』ハインケルがヴィルヘルムの代わりに声を上げる。『満足とは?』『とぼけるなよ!見たままだろうが!満足か?満足だろうな!これで名実ともに剣聖の座はお前のものだよおめでとう!先代を死なせて加護を奪ったことも疑いようのない事実ってわけだな。満足だろ、おい!』『何をおっしゃられているのか、意味がよくわかりません。』




三者の心の傷

『すかした顔してるんじゃねえよ、クソガキが!』ハインケルがラインハルトに掴みかかろうとする。『お前が何を言ったところで俺の見たものは変わらねえ。お前がお袋をテレシア・ヴァン・アストレアをぶった斬ったのは事実だ。公表するぞ。世間に言いふらして誰もお前を剣聖だなんて認めないようにしてやる!』

『僕は先代を斬っただなんてことは副団長の勘違いです』『は・・ぁ?』ラインハルトは事実を述べている。『今の敵は秘術によって動かされていただけの屍です。先代剣聖、お祖母様であったはずがありません』『じゃあ最後のアレはなんだ?親父と話していたアレは!?俺やお前を恨めしそうに睨んでアレがお袋で、母上でないなら!』『もうやめろハインケル!』ヴィルヘルムは叫ぶ。

『ラインハルト、テレシアを斬ったことを後悔しているか?』『いいえ、僕は正しいことをした。その事を悔やんだりはしない』『・・そうだな、その通りだ』『お前は正しい、私が間違っている。だからお前と話すことはもうない、何もない』ヴィルヘルムはラインハルトに背を向けた。そして祖父と孫は互いに顔を見合わせないまま決定的な問答を終える。

『都市の中あなたの力が必要な場面は他にありましょう。途中はぐれたガーフィール殿のことも気がかりだ。剣聖ラインハルト殿』酷く他人行儀な物言いを受け、ラインハルトは息を詰める。

ラインハルトは膝を曲げ次の瞬間には夜空へ向かって跳躍する。ハインケルはヴィルヘルムに駆け寄る。『私の心配は不要だ。お前は自分の安全だけを考えていればいい』気遣ったつもりが乾いた言葉を残し妻の遺灰を包んだ上着を抱いたまま遠ざかる。

『なんだよなんだよクソ!何なんだよ!どいつもこいつも死んじまえ!』たった独りきりの広場にハインケルの絶叫が木霊する。テレシアの最期は三者の心にそれぞれの傷を残して、水門都市プリステラの攻防戦全ての戦場が決着した。




プリステラ攻防戦リザルト

スバルとエミリアがレグルスの元妻たちを連れて都市庁舎へ戻る時『都市を脅かしていた魔女教は全て撃退されました!これにより都市の安全は確保。水門都市プリステラの勝利です!』放送が聞こえ、その内容は言わされている感はなかった。声の主は安否不明だったはずのキリタカの声だった。

しかしスバルはまだ不安だった。都市庁舎に近づくに連れその建物が跡形もなく崩れていた。その下敷きになった人はいないのかと焦燥感を募らせる。しかしその不安は長く続かなかった。それはリリューレの旋律と歌声が一気に吹き飛ばした。瓦礫の山の上をステージに一人の歌姫が歌っていた。

本物の歌姫だと魂を揺さぶってくる。周りを見ると花嫁たちが涙をこぼしていた。歌が終わり一礼すると歌姫へ称賛が降り注ぐ。『スバルやっと戻ってきたかしら!』するとそこにベアトリスが声をかけてきた。無事で安心したと話すと、そこにアナスタシアが来た。クルシュに変装していた事を知らないスバル達は緑の髪のアナスタシアに本人なのか確認する。

そして他の皆の無事を聞くと、2人が戻ってきたのは最後で全員ちゃんと戻って欠員なしだと言う。『大将!無事に戻ったかよォ!』都市庁舎の避難所でガーフと会う。笑顔で手を振っているガーフの体は青黒い打撲傷で一杯だった。しかし激戦を乗り越えた事の自信が顔にみなぎっていた。そこにミミが現れガーフに突っ込んで吹っ飛び、その上に乗っかる。深手を負って寝ていたミミは健在だった。

そこにオットーもおり両足には痛々しい包帯が巻かれていた。重傷だが治るそう。叡智の書に関してはエミリアに聞かせないようにスバルとオットーが気にかけた。そしてオットーから隣の避難所に注意するように言われ『大罪司教の一人がそこで捕縛されている』と言った。




捕縛した大罪司教

隣の避難所に行くと、アルが壁に腰をかけていた。エミリアのメッセンジャーとなってくれたことについて、エミリアはアルに感謝した。そしてここでは見張りをしてると言う。そして奥の扉を開ける。

『あは。来てくれたんですね、あなた。わざわざごめんね?ありがと』そう言って椅子に鎖で拘束された怪人シリウス・ロマネコンティが笑顔で歓迎した。プリシラとリリアナの戦果がシリウスの身柄だ。

『きてくれて嬉しいです。誰もいらっしゃらないと思ったら、このためだったんですね。ありがと、ごめんね?ただ邪魔者もいるみたいですけど』この状況でまだ噛み付けるなんて随分余裕だなというと『でも安易に始末もできない、でしょう?ありがと。あなたが私を真に愛してくれているのはわかります。でもごめんね?その心配は無意味なんです』と言う。ベアトリスが話すだけ無駄だと言うとシリウスが『女の形をした精霊が私の愛しいペテルギウスに近寄るな』と言う。間違った名前で呼ぶんじゃないとベアトリスが言う。『調子に乗るなメスガキが。一方的に汚らわしい偏愛でその人にくっついてるんじゃない。腹の中身を焼き尽くしてオド・ラグナにくべてやろうか』と2人は一触即発の雰囲気に。

そして話し相手はスバルだということでスバルが話す。そして今回仲間意識がなかったのはわかるが、プリステラを同時攻撃した所だけスタンスが矛盾している。叡智の書だの魔女の遺骨だの要求してきた事だってと言う。シリウスはそれを欲したのは私ではなく福音書の指示だと言う。なぜ本の言いなりになっているのか、嫉妬の魔女の復活に役立つからか?と聞くと『勘違いしないでください。私が愛しているのはあなただけ。魔女なんてどうでもいい。全部あなたにたどり着くために必要なだけのモノ』と言う。他の連中も似たようなモノと言う。

他の大罪司教の目的はわからないと言う。魔女教が普段から使っている根城やまとめ役についても特にそうした決まりごとはないと言う。そして突如シリウスがスバルの顔に近づき『あなた呑まれていますね?』と言う。依り代の肉体に自由を奪われるなんてと言う。




魔晶石の所在

シリウスが舌でスバルの首をなぞるとエミリアがおかしな真似しないでとアイスブランド・アーツで氷槌をシリウスに叩き込み吹っ飛ぶ。ベアトリスがこれ以上話すだけ無駄かしらと言うと、シリウスは鼻歌を歌っていた。スバルはその鼻歌をやめろと言うと『ああ、ごめんね?でも歌は良いものですよね?そう教わったばかりなんです。だからつい歌ってみたくて』とリリアナのことを話す。

スバルはお前とあいつの歌を一緒にするなと言うと、逆にシリウスもそれはあなたにも言えることだと言い私の愛するあの人とは決定的に違う。同じなのに違うと言う。『ペテルギウスはあなたの中にいる。魂と魂が溶け合い肉体と肉体が混ざり合いそうして愛しいあの人が表出するのに時間がかかる。私のすべきことはそれを手伝うこと』だと言う。

『一つだけ忠告を。暴食には気をつけて。美食家も悪食も飽食さえもあなたを奪おうとするでしょう』『もし奴らに食まれることがあったら誰もあなたを覚えていられなくなる。そんなのは嫌です。機会があればぜひ暴食は殺しておいてください。邪魔ですから』と話す。扉が閉まるまで歪な鼻歌を歌い続けた。

そしてアルとも別れるとベアトリスが魔晶石はアルが持ってきたと言う。本来キリタカの所有物でありミューズ商会が倒壊した今、回収不可能だと思われた。どうやって手に入れたかは聞かないでくれと言われたとか。アルの行動は不審だが敵意は感じなかった。

そして避難所に戻るとスバルはヴィルヘルムを見つける。一人で駆け寄ると包むようにして置かれたそれを聞く。『お察しの通り、妻です』『亡骸は灰になりました。そのまま風に晒すのはあまりにも不憫だと上着に包んで持ち帰りましたせめて灰だけでも家族の墓に入れて弔ってやりたいのです』と言う。




名無しの騎士

ヴィルヘルムがあまりに女々しい無意味な執着ですと話すと、スバルは『俺は白鯨の時も今もヴィルヘルムさんが間違ってるなんて思わないし、すげえ人だって尊敬してます。大事な人を想って何が悪いんですか。恥ずかしいなんてことないしそんな風に思う方が間違ってる』と言う。

そして奥さんとは決着はつけられたのかと聞くと『妻とは存分に言葉を交わし確かに別れを告げました』『私は妻を愛しているそれは伝えられたはずです』と言いスバルは『ヴィルヘルムさんお疲れさまでした』と言う。

スバルが去り際『スバル殿』とヴィルヘルムが呼び止めたが『失礼しました些細な事でしたのでお気になさらず』とらしくない反応を不思議に思いながらスバルは行く。遠くなるスバルの背中に向け『スバル殿、あなたがもし、私のーー』そこまで口にして剣鬼は己の心を断ち切るように目をつむった。

スバルがエミリアとベアトリスの元へ戻り、すると避難所の入口にいるユリウスに気づいた。呼んだ途端外に飛び出した。エミリアとベアトリスを置いてユリウスを追う。スバルはユリウスに『この野郎!お前なんだって皆が忙しくしてる時にふらふらしてやがんだよ!顔が見えねえと心配になるだろうが!』と言う。しかし『すまない。人を探していたんだが、中にはいなかったようで、またすぐ別の避難所を見て回りたい』と言う。

探してる人はアナスタシアさんだろ?と聞くと、ユリウスは『スバル。君は私のことが?』と言う。そのやり取りの中でスバルは自分の馬鹿さ加減に気づく。『まさーー』そう言おうとした途端エミリアとベアトリスが駆け寄ってくる。急に飛び出してどうしたのと言うことだ。『ユリウスを見つけた。だから話し合いにつれてっていいよな?』そうスバルが言うと、エミリアが『ユリウスさんってスバルの知り合いの人?』かつての悪夢を再現するようにそう言った。




賢者のいるプレアデス監視塔

キリタカが都市を代表して感謝の挨拶をして会談が始まる。シリウスに連れ去られたものの殺意はなかったと語る。それはキリタカが十人会の最後の一人で魔女の遺骨の在り処がわからなくなるからだとリリアナが説明しプリシラに話を振るも担ぎだすなと言われる。

憤怒の扱いに関して話し、ラインハルトとフェルトが王都まで護送することに。そして色欲と暴食の被害者についてはプリシラが慈悲をかけてやるというもエミリアが氷の中で眠らせてそれで時間を作ることができると話す。エミリアが自分は100年氷で眠っていたと発言すると周りがどよめく。またスバルは心の中でカペラを倒し色欲の魔女因子を奪えば解決方法になるかもしれないとも思う。

そして暴食の被害者については、実際暴食と戦ったリカードが右腕を失っていた。そしてこれは味方を庇った結果の傷だと言うが覚えていない。そこでスバルは『みんなに大事な話がある。誰か俺の隣にいる奴の名前がわかる人は?』会場は沈黙が支配した。

ユリウスだった。今回もスバルの記憶だけは忘れておらず、さらに暴食に喰われて名無しになったもののクルシュのように記憶を喰われた状態でも名前と記憶を喰われたレムの状態でもなく、名前だけ喰われた事で周りには忘れられてるけど自分は覚えているという新しい例だった。ユリウスは世界全てに取り残され孤独を味わっていた。

そこでアナスタシアが提案があると言い、犯人は行方知れずで素直に教えてくれる連中とも思えない。だから他の知ってそうな人凄く物知りさんに聞けばいいと言う。『賢者シャウラ』そう言うとかつて三英傑と呼ばれた一人でこの世の全てを見通す知識の番人だと言う。ルグニカの東の果て、アウグリア砂丘に立つプレアデス監視塔。そこで隠遁する賢者なら知りたい答えを知っててくれるかもしれないと言う。




ヨシュアの被害

その後、オットーはスバルがプレアデス監視塔へ行くのには反対だった。オットーは足の怪我の治癒に時間がかかるのと復元師ダーツから叡智の書も回収しなくてはいけないからプリステラに残るのが既定路線だと話す。復旧作業と都市の防衛にガーフも残ってもらうとスバルが話す。

そしてスバルはユリウスに会いに行く。今は君の顔を見るとひどく安心すると言う。そして寝台に眠る名前を失った人たちの列に加わる青年はユリウスの記憶にはない。だが名前はわかっている。『ヨシュア・ユークリウス』スバルがユリウスにヨシュアが弟だと話をしたようだった。

ユリウスは『忘れられることと、忘れることどちらの方が辛いのだろうね?』と言うとスバルは『そんなこと俺が知るかよふざけるなよ浸ってんじゃねえ』と言い『忘れるもの忘れられるのもクソ食らえだ!俺とこれまでの不幸比べしてみるか?どうせ俺が勝つ!』『弱気な面してんじゃねえ。お前が辛いのも忘れられて居場所がねえのもわかってる。けどお前に弱い面されるのは御免だ』『お前の強さは俺の目が知ってる。俺の恥が知ってる。誰が忘れたとしてもだ』ユリウスがそれを聞いて笑い『君は本当にとんでもない男だ。それを改めて実感して』と言う。

みんなの記憶が戻った時に腰抜かすくらいの大活躍しろよと言うと、ではまず最初に記憶ある君を誰より驚かせる努力をするとしようと言う。そしてユリウスはプレアデス監視塔への同行への意思を固めた。

そしてアナスタシアと会い、スバル、アナスタシア、エミリア、ベアトリス、ユリウスの5人がプレアデス監視塔へ目指す話に。しかし話の途中でスバルが『白々しい猿芝居はやめろよ』『お前はアナスタシアさんじゃない。その人の顔と声で勝手をやるな』と良い放つ。『おや、不思議だね。どうしてアナじゃないとわかったかな?』とアナスタシアが言う。




襟ドナ

こうぽんぽんと見抜かれては立つ瀬がないなと言い『プリシラも僕を女狐と呼んだ。彼女は怖い子だね』と話す。そして色欲の大罪司教ではない事を話し『エキドナ』そう名乗った。『出自はまぁ人工精霊というヤツだよ』と言う。

スバルは悪い冗談かと話し、お前はいつから自由に動いて、まさか今回の騒動もお前が仕組んだのか?とまで言う。エキドナは悪巧みの黒幕扱いはよしてほしいと言いアナに危害は加えるつもりはなく、10年以上一緒にいると言う。

ベアトリスを連れ歩いているからそうじゃないかと思ったが君は僕の創造主をよく知ってるようだねと言う。『人工精霊』もう一つの肩書きに注目してくれると話がしやすくなると言う。狐の襟巻きが本体だと言う。スバルはエキドナ、彼女の言葉を借りるなら襟ドナとでも呼ぶべきかと思う。

エキドナと自分は別存在でエキドナについての知識はない。自分が人工的に作られた精霊で名前がエキドナであること以外何も持ち合わせていないと言う。さらに精霊として欠陥が多いそうで、人と契約ができないとか。魔法を駆使しての自衛も難しく、その代わり気配を消すのが得意だとか。

魔女教の要求の人工精霊もベアトリスではなく、襟ドナだった可能性もあるということ。アナスタシアと人工精霊の話をした時もスバルに話すかどうか迷っていたと言う。

現在のアナスタシアの状態はアナのオドを媒介に襟ドナの存在を上書きし、アナの体の自由は僕の意のままで本来は欠陥のあるアナのゲートで魔法の行使も可能だとか。生まれつきゲートに欠陥があったようで大気中のマナを取り込む器官の方が働かなく慢性的なマナ不足だとか。同じように体外にマナを排出できない存在がラインハルトだと話す。




ラインハルトも踏破できず

ラインハルトは魔法は使えないと聞いたことはあったが、そういう背景があった。ラインハルトは生きているだけでマナを消費してるがアナは命の根源であるオドを消費するしかない。だから魔法は使えず、マナの供給が前提条件の精霊との契約もできないとか。

そして今回アナの体を借りたのは緊急事態であり、これまでに4回あるそう。しかし戻れなくなったのは初めてだという。アナとは10年以上の付き合いで保護者か家族に近い情を抱いているから幸せになってほしいと言う。そして賢者に会いに行く提案をしたのはアナに体を返す方法が知りたいだけだと話す。

過去の記憶がないのになぜプレアデス監視塔までの道のりを知っているのかは、そこへたどり着くのが創造主が決めた宿命だからと話す。そして賢者に助け方を聞きたい相手は他にもいるだろうと襟ドナが言う。

途中ロズワールの屋敷に寄り、監視塔へ向かう準備と報告をしてから行く。だから眠り姫となっている者の症例を実際に連れてった方がわかりやすいと襟ドナが言うとスバルは『レム』と名前を呟く。

そして部屋の外ではラインハルトがいた。もしアナスタシアが色欲であった場合の保険をかけておくためだった。そしてアウグリア砂丘はラインハルトでも乗り越えられなかったとか。アウグリア砂丘は魔獣の巣窟であると同時にかつてラインハルトが踏破できなかった魔境。

2年前王家が一斉に倒れた際、賢人会の命を受け治療法を求めて向かったが、たどり着けなかった。何らかの結界で向かっても向かっても遠目に見える塔に近づけなかったとか。それがアナスタシアを信用できるなら越えられるということだそう。




水門都市の戦いの終結

スバルはラインハルトに大丈夫か?と漠然にお祖母さんの事かと聞く。ラインハルトはお祖母様との別れは済ませた。だから大丈夫なんだと言う。スバルはフェルトに言えなくてよりかかりたくなったらいつでも言えよ友達だろ?と言う。

エミリアとベアトリスと再び合流すると、精霊の話になり今のエミリアの胸元には無色の魔晶石を加工したペンダントがあった。今はまだパックが出てこられるだけのマナが溜まってないけどあとちょっとだけの辛抱だと話す。結局キリタカは都市を救ってくれた謝礼だと気前よく引き渡してくれたとか。

近くにはシリウスに巻き込まれたルスベルとティーナが仲良く手を取り合って走っていた。それからエミリアが悩み事をたくさん抱えているけど本当に悩む時は相談してと、それだけ約束してくれたら良いと言い、約束を守るのが苦手だけどするのは得意でしょうと皮肉を言いながら指切りげんまんをする。

スバルはベアトリスを担ぎ、この担ぎ方だとお尻を叩き放題だと言い、お尻を叩きながら歩きだす。これだけ恵まれているのにもう一人、ここに望んだ少女がいてくれたらと自分の強欲に呆れながら水門都市でも戦いは幕を下ろしていく。

解説・考察

これで5章のネタバレは終わりです。

ではここから5章を通しての解説と考察をして行きます。

さらに特典SSでしか語られないプリステラのその後の様子も少しご紹介します。

アルの行動の謎

<アルの暗躍>
・1番街の水門を解放
・十人会のキリタカ以外の9人を殺害

こちらは恐らくアルがやったと思われる行動ですが、カペラやプリシラの発言から恐らくアルがしたと思われます。さらに以下の謎があります。

<アルの謎>
・魔女は嫉妬とスピンクスしか歴史上伝わっていないのにテュフォンの名前と死因を知っていた
→過去に魔女に会った事がある可能性。文献には残っていないので会うくらいしかない。

・暴食に本名を聞かせるなとスバルに忠告する
→暴食の能力を把握していた。暴食に会った事があった可能性。

・カペラが使っていた対話鏡をアルが拾ったのは街中だと話したが入手方法が怪しい
→入手方法は不明だが、カペラが対話鏡を落とすとは考えにくい

・スバルに『兄弟の負けは兄弟の負けだけじゃ済まなくなる』と言う
→スバルの何かを知っているのかスバルの未来を知ってるのか

・キリタカの魔晶石をベアトリスに渡したが入手方法は不明
→入手方法は不明で、なぜベアトリスに渡したのか?暴食と戦う事を知っていたのか?




アルの領域の能力

既に別に投稿しているアルの動画でも説明していますので詳しくはそちらを。カペラと戦った時のアルの使った能力ですが、自分で領域を展開し、その中で死ぬと死に戻りできるという能力です。外からはその内容は感知できないようです。

また、被害者と加害者という設定があり、被害者の場合はアルが死に戻りした事を自分が覚えており、相手は覚えていない。逆に加害者だと相手はアルが死に戻りしたことを覚えており、アルは覚えてなくアルが領域を解除するまで一生戦闘が続くというものです。さらに加害者と被害者はアルには選べないよう。

カペラ戦の解説をすると以下。

『ハッタリかますんじゃねえよ。何の条件があるかまでは知らねえがただ浴びただけでやべえ毒じゃねえってのは確認済みだ、必死に避けまくって損したぜ』
→領域内で死に戻りする中で龍の血を浴びたけど、特に何も起こらなかったことがわかった。

『確かにオレが百回死んでもてめぇを殺せるか怪しいとこだ。実際もう半分くらいいってんだが』
→この時点で既に50回以上死んでいる。

『クソ・・今回は被害者のほうで本気で運がねえ』
→被害者つまり、自分が死に戻りを覚えている為に勝つまで何度も死ななくてはいけないからつらい方

『領域も解けてやがるし、あいつの権能はオレと相性最悪なんだが・・』
→今回の場合都市庁舎の崩落により領域は解けたようだが、具体的に解ける条件は不明




シリウスとフォルトナ同一人物説

●シリウスの正体がフォルトナ説
今回5章で登場した憤怒の大罪司教シリウスの言動やロマネコンティを勝手に語っている事から、エミリアの母親代わりをしていたフォルトナではないかと思ってしまいす。

●共通点
・銀髪で紫紺の瞳
・エミリアを奪ったレグルスに『それは私のものだあの人からもらった宝物だ』発言
・ペテルギウスを夫だと言う→フォルトナもジュースに好意があった
・ロマネコンティを勝手に名乗る

ただ、なぜかエミリアの事を「宝物だ」と言いながら「クソ半魔」と罵っている謎。

●「ごめんね、ありがと」の口癖
シリウスには「ごめんね」と謝った後に「ありがと」という口癖がある。

そこで第二章32『泣いて泣き喚いて泣き止んだから』のエミリアの以下の言葉。
「ゴメンって何度も言われるより、こういうときはありがとうって一回言ってくれたら相手は満足するの。謝ってほしくてしたわけじゃないし、してあげたくてしたことなんだから」この他にごめんとありがとうを一緒に話している文章はほぼないかと思われ、フォルトナとの繋がりを感じる。

フォルトナが死んだ事については、パンドラが100年前のエリオール大森林での記憶を改竄した可能性や死んだ事をなかった事にした可能性があります。

●23巻特典SS「金獅子と剣聖 獅子奮迅記①」
さらにシリウスの正体について少しわかるのが、ラインハルトとフェルトによる王都へのシリウス護送の様子が語られている特典SSです。その一部の発言をご紹介します。

『どうでしょうか?でも、そんな風に思ってしまう面もありますよ?私これでもあなたよりずっとずっとずーっと長生きしてるんですけど…』

『昔は今よりもっと生きづらくて、息苦しくて…私の故郷も魔女狩りで滅んでしまったんですよ。当時は私もまだ幼くて…』

シリウスの『ずーっと』という言葉を伸ばす話し方。この言葉を伸ばす話し方はエミリアが恐らくフォルトナの話し方が移ったものであり、フォルトナも言葉を伸ばす話し方をしている事から話し方が似ている可能性。

さらに『長生き』という言葉で、フォルトナはエルフだったのでシリウスもエルフなら長寿という共通点もある。

そして最後の『魔女狩り』。エリオール大森林のエルフ達は逃げて森で暮らしていたようなので、魔女狩りの影響で逃げてきた可能性。ちなみに嫉妬の魔女がハーフエルフの影響でエルフも魔女狩りの被害にあった可能性もある。ただ、リゼロでは『魔女狩り』という言葉はこの特典SSを除いて出てきていないと思われる為に、魔女狩りの中身は不明。




アストレア家

今回で判明したアストレア家についてまとめます。

●ヴィルヘルム
14年前の白鯨大征伐でテレシアを失ってからハインケルやラインハルトのいるアストレア家を捨てて白鯨討伐の為だけに動く。ラインハルトに剣聖の加護が継承された事がテレシアの死んだ要因だとして過去にラインハルトを詰ってしまっていた。

●ハインケル
剣聖を目指して剣の鍛錬をしてきたが結局はなれずに腐った。その理由として恐らくラインハルトに剣聖の加護が継承された事でラインハルトを疎んだと思われる。

●ルアンナ
ハインケルに妻でラインハルトの母。『眠り姫』と呼ばれる状態だがレムとは違い周囲の記憶には残っており暴食の被害者なのかは不明。

●テレシア
14年前、白鯨に殺されたと思いきや本当はパンドラによって殺されていた。ヴィルヘルムが恨むべきは白鯨ではなくパンドラだったが、この真実はテレシアしか知らない。テレシアは報われなかったハインケルや剣聖を背負うラインハルトの心に気づいていたのに何もしなかった。

●ラインハルト
テレシアを斬った事と、後悔していないという発言をした事でヴィルヘルムから他人行儀にされてしまう。さらにフェルト陣営としてハインケルはラインハルトに家督を継がせるつもりはなくプリシラ陣営に協力するということでラインハルトの立場は悪くなった。




ダイナスの娘がメィリィの可能性

ライ・バテンカイトスとダイナスやフェルト、オットーなどの戦いで、仲間の白竜の鱗がバテンカイトスに喰われた時の言葉が以下。

『お前なんて水臭いなダイナス。古い付き合いじゃないか。故郷の浄化もあと一歩ってとこなのに、そんな言い方したら傷ついちまうだろ?』

『俺たちはお前の頑張りを知ってるよ、ダイナス。ミリアンもメィリィの事も守れなかったのはお前のせいじゃない。ただ運が悪かっただけさァ』

短編集1でリリアナがロズワール邸に来た時のキリタカのストーカー事件でも白竜の鱗の故郷が三大魔獣の黒蛇に侵され、土地を浄化するのに資金が必要という話があったことから『故郷の浄化』という言葉が出てきている。

さらに、その黒蛇に故郷が襲撃された事が理由なのか『ミリアンもメィリィの事も守れなかったのは』という言葉が出てきている。恐らくダイナスの大事な人がこれにより行方知れずになった可能性があり、ミリアンは奥さんでメィリィは娘の可能性が大きい。




アナスタシアと襟ドナ

今回アナスタシアには人工精霊のエキドナ通称襟ドナが一緒にいることが判明しました。

詳細は短編集5の『カララギガール&キャッツアイ』にて書かれていますのでそちらを読んでみてください。

今回の5章では襟ドナはアナスタシアの体を借りて出てきたタイミングは都市庁舎にカペラが攻めてきた時です。そこからずっと元のアナスタシアに戻る事ができず襟ドナがアナスタシアの体のメインになった状態でした。また本体が狐の襟巻きだと言うことも判明しました。見るとアナスタシアの襟巻きは3章で登場した時からずっとしていましたね。

また、短編集5の内容を少し紹介すると、アナスタシアが冬でもないのにずっと厚着していたのには理由があります。それは襟ドナの影響で暑さを感じず汗が出ないような体質になってしまったからです。ゲートに欠陥品があるアナスタシアですが自身のオドを通して襟ドナに体を貸すのでその弊害としてそのような体質になってしまったようです。




カペラの目的

色欲の大罪司教カペラについても少しまとめます。

・権能は変異変貌
・魔女の遺骨を狙う
・不死の体を持っている
・アルの体験からカペラの血もただかかっただけでは侵食されずなんらかの発動する条件がある

そして先程の短編集5の『カララギガール&キャッツアイ』にもカペラが関係する出来事があります。それは、狸人のライゼルという人物がミーティアを狙って、この時アナスタシアに内緒にしていたリカードと共にファロー車を狙うも、アナスタシアも別件でファロー車を狙い乗り込むとそこで襟ドナと出会います。最終的にライゼルは『虚影装(こえいそう)』というミーティアを使い影の軍勢を作り攻撃したものの失敗します。この時リカードは状況を把握しておらず、アナスタシアの窮地にライゼルを退けました。

その後、カペラと思われる人物にライゼルは息子と呼ばれおり、今回失敗したことに対し殺されます。さらに虚影装をライゼルに与えたのはカペラであり、襟ドナを狙ってなのかライゼルにミーティアを盗って来る命令をしたのがカペラのようでした。そこでのカペラの言葉を紹介。

『せっかくアタクシの蒐集品が増えるって楽しみにしてたのに、まさか蒐集品と息子を失うとか。なんて不幸』『いつかいつか絶対に手に入れてやらねーと。ねえ魔女の遺産』

そして5章では魔女の遺骨を要求していたカペラですが、なぜカペラは魔女の遺産を蒐集しているのか?ここにはかなり伏線が紛れていると思っています。ただ、ライゼルはミーティアと言っていましたが、襟ドナは生き物なのでミーティアではありません。少し矛盾が生じます。




暴食の大罪司教

今回までの暴食についての事をまとめます。まず暴食の大罪司教は3人いるということです。

・ライ・バテンカイトス
・ロイ・アルファルド
・ルイ・アルネブ

5章までで言える情報だと、ライとロイは別個体で、ルイは今回ライの体を借りて顕現しました。また『月食』という能力で名前や記憶を奪った相手の技や魔法をその人物が鍛錬してきたように自在に使えるよう。

また暴食のこれまで主要な被害者については以下。

・記憶を奪われた人物(記憶喪失)
クルシュ
・名前を奪われた人物(自分は覚えているが周囲は覚えていない)
ユリウス
・名前と記憶を奪われた人物(眠り姫状態で倒れる)
レム
ヨシュア




プリステラ復興日誌

特典SSでガーフ達が魔女の遺骨の在り処を求めて都市の地下遺跡を進む話。

●水門都市残留組、プリステラ復興日誌/1冊目

キリタカとオットーが都市庁舎の再建が急務だと話し、ガーフが窓からその話を聞いていた。ガーフがオットーに対して私的な交友関係まで首を突っ込んでるという話で、プリシラがシリウスに言われ怒った『マグリッツァの断頭台』の話に。王権を奪い合う王族の話で年老いて疑い深くなった父王が家族等の行動を縛った為王座を追われる話だとか。恐らくプリシラが怒った原因は自分も参加していたヴォラキア帝国の王を決める『選帝の儀』と同じ話だったから。

●水門都市残留組、プリステラ復興日誌/2冊目

ガーフがキリタカに代わりリリアナに『魔女の遺骨』の存在を知られたからその守りを強める為に地下の遺跡にある魔女の遺骨を捜索を手伝ってほしいと依頼される。都市が作られたのは400年以上前だが魔法の理解が進んでいないはずなのに、地下水路への通路や扉が整備されており、都市が作られた当時から設計されていた物だと判明。メンバーはガーフ、リリアナ、リカード、先程説明したフェルト陣営のエッゾ。

●水門都市残留組、プリステラ復興日誌/3冊目

トラップで4人ともさらに地下に落とされるもエッゾも魔法で助かる。ただ泥に塗れリリアナのリリューレも泥まみれになるも近くにあった水で洗う。その後何匹もの鼠が合わさったような異形と遭遇。

●水門都市残留組、プリステラ復興日誌/4冊目

異形は複数の頭部と異常な再生力を持っていたが倒すも進む度に様々な形で守護者としてなのか出てくる。そして遺跡の壁に古代文字のようなものがちらちらあり、リリアナは『ダイクースコア』と似てると言う。歌を盗まれないように工夫するものだとか。ガーフはどこかで見たような気がしたと思い出すと大将の部屋の日記でたまたま目に入ったページにあった。
つまりプリステラの地下遺跡には『日本語』があったということ。さらにリリアナのダイクースコアも日本語だったということ。5冊目は現時点でまだ発売されていません。

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まとめ

ということで最後にまとめます。

5章は一気に大罪司教が登場し、伏線となるような話も多数ありました。その中でも特にアル、カペラ、シリウスがまだまだ謎が多い人物だと思います。

後はアストレア家がわだかまりというか決定的な亀裂を残したまま決別したのが心残りですよね。あそこから仲直りできるイメージが湧きません・・・

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